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2015.04.02
沖縄の旬を感じるイタリアンレストラン「RE」
沖縄やんばるの澄んだ空のもとにある、1日1組だけの贅沢きわまりないレストラン「RE(アールイー)」。地元食材をふんだんに使ったイタリアンをシェフおまかせのコース仕立てでもてなしてくれます。絶好のロケーションと繊細なひと皿をじっくり堪能しましょう。

完全リザーブの隠れ家的イタリアン

沖縄本島・本部町にある沖縄美ら海水族館を北に進んで車で約10分。畑に囲まれたのどかな集落でひときわ目を引く白亜の建物が、1組限定で完全予約制のレストラン「RE」です。階段を上がって左手のドアを開くと、一面に広がる真っ青な海。そして大きな窓から吹き抜けるさわやかな風。太陽の光をうけて輝く水面を眺めているだけで一気に日常から開放され、ゆったりとしたリゾート気分を味わうことができます。

店内には重厚感のある木製のテーブルに客席が4席あるだけ。オープンキッチンが備えられ、まるでシェフの自宅に招かれたような距離感で料理がサーブされます。


調理するのはオーナーシェフの三沢賢さん。ホテルで腕をふるったのち、2010年にエステティシャンの奥さまと「RE(アールイー)」をオープン。すっきり潔い印象の店名はRelaxやRefresh、RelaxationとRestaurantなど、店のテーマとなる言葉の冒頭につく2文字のアルファベットをそのまま店の名前にしたのだとか。軽快なトークの合間もお皿に食材を盛り付け、絵を描くようにソースを添えるシェフの指先に思わずうっとり、見とれてしまいます。

地元の食材がおしゃれなイタリアンに

料理はアンティパスト、サラダ、主菜、ドルチェ5皿ほどがひと品づつ運ばれるコース形式です。近隣のファーマーズマーケットで仕入れた島野菜を使ったフレッシュサラダは、緑やオレンジといった、カラフルな色合いで見た目からも元気をもらえそうです。チーズのドレッシングはお好みでどうぞ。 ギョウザに似たパスタの一種ラビオリは、中に紅芋ペーストが入っていて、ほどよく酸味がきいたトマトソースとも好相性です。自家製パスタ生地のもちもち感と、名護漁港で揚がった島ダコのプリプリとした食感の組み合わせにもシェフの感性が光ります。
お待ちかねのメインディッシュは、やんばる地鶏のロースト。身が締まったジューシーな若鶏のおいしさはもちろん、地元でもめったに見かけない花ニラなど、めずらしい食材も積極的に使っています。名脇役のタスマニア産の粒マスタードがさり気ないアクセントに。
食後のドルチェは、ガトーショコラ・キャラメルアイス添え。キャラメルのほろ苦さは、このコースの〆にぴったり。

予約時に好き嫌いやアレルギーなどの要望を聞いて、旬の地元食材を取り入れたコースを提案してくれる三沢シェフ。お客さんに寄り添う気配りと、スペシャルな料理のもてなしに心からリラックスできます。

RE
アールイー
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文:砂川有紀 写真:福里さやか
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