開館20周年を迎えた石川県民に愛される美術館

「石川県七尾美術館」は、能登で初めて開館した総合美術館です。豊臣秀吉や千利休を魅了した、桃山時代の絵師のひとり長谷川等伯の生誕地で知られる七尾らしく、等伯の作品を大型ハイビジョンで鑑賞でき、七尾市の実業家による池田コレクションなどを収蔵しています。 毎年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展といった特別展も多数開催していますが、今年は20周年を記念して、長谷川等伯特別展を春秋に予定し、ゴールデンウィーク中には「長谷川等伯展～日本障壁画の最高傑作「楓図」公開～（会期4月18日～5月10日／料金一般800円）」を観ることができますよ。 ●石川県七尾美術館（いしかわけんななおびじゅつかん） [所]石川県七尾市小丸山台1-1 [TEL]0767-53-1500 [時間]9:00～16:30 [休]月曜（特別展会期中は無休※土日祝は開館） [料金]展覧会により異なる（一般800円以下） [HP]http://nanao-art-museum.jp/

築100年の元酒蔵を改修したダイニング＆ギャラリー

歴史を感じる街道「一本杉通り」から南へすぐのところにある「dining＆gallery ICOU（ダイニングアンドギャラリーイコウ）」。元造り酒屋を改修し、温もりある開放的な空間へとリノベーションした、ランチからバー使いまでできるお店です。お昼を仕切るのは、オーナーの白藤さん。能登の魚介や有機野菜などを使う、体に優しいお昼ごはんのICOUランチ（1058円）や七尾・北島屋茶店の抹茶を使うパンケーキ（ハーフ864円）といった、地元愛を感じるメニューを味わえます。ほかに、オーナーのお母さんが仕込む季節のビネガードリンク（486円）も人気です。常時15種ほどあり、ソーダか水、お湯から選んでオーダーします。 2階のギャラリーでは、金沢美術工芸大学出身など、石川県ゆかりのアーティストによる絵画や陶器といった作品を展示しています。企画展は約1ヵ月間とロングランで開催するので、何度も訪れ、作品をさまざまな角度から見て楽しむのもいいですね。 ●dining＆gallery ICOU（ダイニングアンドギャラリーイコウ） [所]石川県七尾市木町1-1鹿渡酒造 [TEL]0767-57-5797 [時間]ランチ11:30～14:00、カフェ14:00～17:30（パンケーキは～17:00）、ディナー18:00～21:30（ドリンクは～23：30） [休]火曜、第3水曜 [HP]http://www.i-company-you.com/

「でか山」に圧倒される日本最大級の曳山祭

毎年5月3日から5日まで開催される「青柏祭（せいはくさい）」は、大地主神社（山王神社）の例大祭として行われる、能登地区最大のお祭りです。重要無形民俗文化財に指定され、何より、日本一と呼ばれる高さ約12メートル、重さ約20トンもの曳山、通称「でか山」が、七尾市内の狭い町並みを300人ほどの人力で動かし通るさまは感動を呼びます。 実は、飛び入り参加で曳山を曳くこともできるので、スニーカーと軍手をお忘れなく。3台の山車が奉納されますが、勢ぞろいする5月4日正午過ぎの大地主神社（山王神社）、5月5日午前11時半ごろの能登食祭市場前、そして、5月5日午後2時30分ごろの仙対橋が見どころです。 ●青柏祭（せいはくさい） [所]石川県七尾市内中心部 [TEL]0767-53-8424（七尾市観光交流課・七尾市観光協会） [HP]http://www.nanaoh.net/

旅の記念に七尾郵便局で「風景印」をもらい手紙を送りましょう

旅の途中で立ち寄った七尾美術館で、素敵なポストカードを見つけました。長谷川等伯のものから、美術館の定番となるほど人気のイタリア・ボローニャ国際絵本原画展のポストカードなど、送る人のことを考えながら選んだ一枚なら、今の思いを伝えられます。 「七尾郵便局」では、青柏祭のほかに石崎奉燈祭と能登島大橋が描かれた特別な消印「風景印」を押してくれます。素敵な風景印とともに、七尾でのアートな時間を書きつづったポストカードが届けば、送った人と送られた人の心をより深くつなぐことができそうですね。 ●七尾郵便局（ななおゆうびんきょく） [所]石川県七尾市生駒町1-1 [時間]郵便窓口9:00～19:00（平日のみ）、 ゆうゆう窓口8:00～20:00、～19:00（土曜）、～15:00（日曜・休日） 土、日曜（ゆうゆう窓口は休みなし）