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2015.05.01
並んででも食べたいー代々木八幡の評判エッグタルト
※こちらの記事は2015年5月1日に公開されたものです。 代々木公園の近くにあるポルトガル菓子店「NATA de Cristiano's(ナタ・デ・クリスチアノ)」。行列ができることもしばしばですが、こちらのエッグタルト「パステル・デ・ナタ」は並んででも食べたい味です。
ポルトガル伝統のタイルが目印のかわいいお店です
小田急線代々木八幡駅、または、東京メトロ千代田線代々木公園駅から商店街を2〜3分歩いて、井ノ頭通りと東急本店通りの交差点を横断。左ななめに伸びる道に進み、バターの香りをほんのりと感じたら、右側にポルトガルの伝統的な青と白の装飾タイルが目をひくお店「ナタ・デ・クリスチアノ」があります。
店内に入ると、小さなカウンター窓口がひとつ。「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」(200円)のほかに、「エンパーダ・デ・フランゴ(チキンパイ)」(220円)、「ケイジャーダ・デ・シントラ(シナモンとフレッシュチーズのタルト)」(200円)、「ボーロ・デ・クララ(国産レモンとメレンゲの白いマフィン)」(120円)など、7種類前後のポルトガル菓子を注文できます。 テイクアウト中心のお店ですが、早く食べたくて待ちきれない場合は店頭にあるベンチでどうぞ。その場でいただくおいしさは格別です。
ポルトガルで生まれたパステル・デ・ナタそのままの味
「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」
パステル・デ・ナタとは、もともとポルトガルの修道院で作りはじめられたとされるお菓子。ポルトガルでは菓子店やカフェテリアなどで売られ、朝コーヒーを飲みながらやちょっとお腹がすいたときなど、さまざまなシーンで日常的に食べられています。 マカオの代表的なお菓子として日本にも伝わっているエッグタルトは、パステル・デ・ナタのレシピをもとに、英国式のビスケット生地にカスタードクリームを流し込んで焼いた「ポルトガル風エッグタルト」。一方、「ナタ・デ・クリスチアノ」のエッグタルトは本場の味を知ってほしいとポルトガルで修業した職人の技術をもとに、独自の改良を重ねたパイ生地に卵クリームを流し込んで焼いた「ポルトガル式エッグタルト」です。
じっくりと手作りされたお菓子はお土産にも喜ばれます
「エンパーダ・デ・フランゴ(チキンパイ)」
オーナーの佐藤幸二さんにおいしさの秘密を伺うと、「じっくりと時間をかけて手作りすることですね」とのこと。 いつも朝7時30分くらいから仕事がはじまり、1日約300個の卵を使って毎日700個、多い日には1000個のエッグタルトを作ることもあるそうです。強火のオーブンで焼きあげることで何層にも重なったパイ生地はさくさく、中のクリームはとろとろ。生地に塩気が効いているため、赤ワインや微発泡の白ワイン、ビールにも合います。
「イワシのパテ」
店内にはポルトガルのワイン(1100円〜)やビール(300円〜)、ポルトガル産イワシやマグロのパテ(4個入り400円)も揃っていて、ポルトガル菓子とあわせておみやげやパーティー用に購入していく人も。お菓子は売り切れてしまうことがあるので、どうしても食べたいときは早めの時間にでかけるか、予約して取り置いてもらったほうが確実です。
「ナタ・デ・クリスチアノ」では、今年から全国のデパートの催事場などで、ポップアップショップ「E bom!(エ ボン!)」をオープン。「パステル・デ・ナタ」はもちろん、チョコクリームやフレッシュラズベリーを使ったいろいろな味のエッグタルトを作ります。5月には広島県と福岡県、9月には鹿児島県と宮崎県に出店する予定。代々木八幡のお店では食べられない味も登場するそうです。 くわしい情報は「ナタ・デ・クリスチアノ」のホームページを見てくださいね。
NATA de Cristiano's
ナタ・デ・クリスチアノ
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森田奈央
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