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2017.02.28
【六本木】バーナーで表面をあぶった、濃厚なチーズ雑炊がたまらない。博多もつ鍋専門店「やまがさ」
※こちらの記事は2017年2月28日に公開したものです。 博多で予約が取れないもつ鍋店として有名な「やま中」で修行を積んだ元総料理長が東京で出店。名物のみそ味のもつ鍋は、秘伝のレシピによる本場の味わいのスープがまろやかでクリーミー。〆におすすめのチーズ雑炊は濃厚で香ばしく、チーズ好きは見逃せませんよ。
お座敷席のこぢんまりとしたお店

地下鉄六本木駅で下車し、六本木交差点から歩いて約3分。表通りの喧騒から離れた場所に「やまがさ」はあります。入口が茶室のにじり口みたいに小さいので、気づかずに通り過ぎてしまう人もいるかも。大人の隠れ家に訪問するような気分を味わえます。
博多の名店「やま中」の味を東京でも楽しんでもらいたいと、元総料理長と博多出身のスタッフが2016年2月に開店。本場の味に魅せられた多くのリピーターが通うお店です。 身をかがめて入ると、店内はすべて畳敷きのお座敷席。テーブル8席、カウンター2席、個室6席とこぢんまりとしていて居心地よく、のんびりと過ごせます。
まずは博多らしいおつまみでぷりぷり感を
「もつ明太煮込み」(1050円)。明太子ともつの組み合わせが最高で、お酒が進む
もつは毎日博多から直送されてきます。新鮮なのはもちろん、独自の丁寧な下ごしらえによって、ガムのような食感や脂っぽさ、くさみはいっさいなし。ふわっぷりっとした食感で、次の瞬間には溶けてなくなり、口の中に甘い旨味の余韻が残ります。 おつまみとして人気の「もつ明太煮込み」は、もつのおいしさが一口でわかる絶品珍味。総料理長のオリジナルレシピによるもので、ピリ辛のもつ明太と出汁が染みこんだ大根の相性のよさに箸を持つ手がとまりません。
秘伝スープのみそ味としょうゆ味のもつ鍋
「もつ鍋 みそ味」(1人前1580円、2人前から注文可)。もつはふわっととろけて甘い
「もつ鍋」はスープも決め手です。クリーミーながらも後味すっきりの「みそ味」、あっさりながらもコクのある「しょうゆ味」(1人前1580円、2人前から注文可)の2種類が用意され、どちらも門外不出のレシピによってつくられた秘伝のスープなのだとか。 具材は、もつ、キャベツ、にら、ごぼう、豆腐、こんにゃく。もつの濃厚な甘み、野菜のシャキシャキとした食感、豆腐やこんにゃくにスープが染みこんでいるのが楽しめ、気に入ったものを追加注文する人も多いそうですよ。
旨味たっぷりスープでつくるチーズ雑炊
「〆のチーズ雑炊セット」(750円)を注文すると、スタッフが調理してくれる
鍋の〆には「ちゃんぽん麺」や「雑炊」のほか、しょうゆ味は「辛麺」、みそ味は「チーズ雑炊」を選べます。具材の旨味が溶けこんだスープは濃厚で、もつ鍋のおいしさをあますことなく味わい尽くせます。 なかでも、みそ味の「チーズ雑炊」はチェダーチーズやパルメザンチーズがトロリととろけ、フレッシュなバジルバターの香りが立って食が進みます。表面をバーナーであぶって焦がしてくれ、その香ばしさもたまりません。
もつ鍋は体が温まるので、冬はとくに食べたいもの。もつに含まれるコラーゲンの効果でお肌がうるおうのも嬉しいですね。女性客が多く、日によっては深夜まで満席のこともあるので、どうぞ予約してからお出かけください。

博多もつ鍋専門店 やまがさ
ハカタモツナベセンモンテンヤマガサ
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森田奈央、写真:彌永浩次
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