組子細工をあしらった和風モダンな空間

福岡市の地下鉄赤坂駅から歩いて約5分。雑貨や飲食店の路面店が並ぶ通りにある「かきはち本店」は、2015年4月にオープンしたばかりの和風カフェ。マンション1階のガラス張りの店舗で、風に揺れる麻の暖簾がなんとも風流です。 作務衣姿のスタッフが迎え入れる店内は、明るい色調の木が使われていて、窓辺や仕切りには組子細工をあしらった和風モダンな空間です。ボサノバなどのリラックスできるＢＧＭが流れています。

“シャリッ”から“モッチリぷるぷる”の食感に

お店の名物は、オープン以降じわじわと口コミで評判になっている「葛れんあいす」（250円）。奈良の吉野本葛をベースに、フルーツや抹茶、小豆を組み合わせたアイスバーです。 たっぷりのいちごの果肉と豆乳を合わせた「いちごみるく」、八女の抹茶と北海道の大納言小豆を合わせた「抹茶あずき」のほか、みかん、ゆず、白桃の全5種類あります。 葛を使っているため、時間が経っても溶けにくく、崩れません。じつは「葛れん」の名は「崩れん」という特徴からネーミングされたのだそう。最初は“シャリッ”と、次第に“モッチリぷるぷる”とした食感に変わります。 お店のスタッフによると、「おいしく食べるタイミングは、夏場は1、2分、冬場は4、5分、じ～っとガマン。2つの食感が楽しめます」とのこと。

ふわっと香る豆腐の風味が印象的なヘルシー冷菓

オリジナルの冷菓「とうふムース」（380円）もおすすめです。福岡県朝倉郡にある花立山ファームの上質な豆乳と吉野本葛をムース状に仕上げていて、あずき、ゆず、八女茶、黒ごま、かぼちゃの全5種類あります。 なめらかな舌ざわりや食べたあとにふわっと豆腐の風味を感じる絶妙な味わいで、素材の味を生かすために、甘さは極めて控えめです。

1個100kcal以下だから、2個食べても安心!?

デザートに使う豆乳（一杯380円）は飲んでもおいしい！

いずれも材料は国産のみで、生クリームや牛乳、バターなどの乳製品、卵、小麦粉、ゼラチンなどの動物性タンパク質を使っていません。また、葛は低カロリーなため、「葛れんあいす」も「とうふムース」も1個100kcal以下。整腸作用もあってデトックス効果も期待できます。 アレルギー体質の人、手みやげなどはもちろん、甘い誘惑と戦っているスイーツ好きの味方ともいえそう。「カロリーのお話をしたらよほど安心されたのか、一気に2つお召し上がりになったお客さまもいらっしゃいました」とマネージャーの増本さん。

おいしい甘味は、まだまだあります！

これからの季節は、かき氷がおいしくなるシーズン。八女茶アイスと白玉をトッピングした「白玉ぜんざい&抹茶アイス」（780円）や「しょうがしぐれ」（530円）で涼をとるのもおすすめです。ほかにも、みたらし、黒蜜きなこ、醤油の3つの味が楽しめる「ひと口焼き餅の三楽 ほうじ茶付」（780円）など小腹を満たすメニューもあります。一杯だてのコーヒー、八女茶など、ドリンクのみでの利用もできますよ。 「葛れんあいす」も「とうふムース」もテイクアウトできて、地方発送も可能です。 数量限定のため来店時間が遅くなりそうな場合は、事前に確認したほうがよいかもしれませんね。