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2017.04.06
行くだけで運気がUP!? 奈良・大和高原の知られざるパワースポット4選
奈良県東部で三重県との県境に広がる奈良・大和高原は、雄大な自然がつくり出した地形や、古くからの歴史を伝える史跡がそのままの姿で残っているエリア。そんな大和高原に、訪れるだけで運気がUPするともいわれるパワースポットがあるのをご存知でしょうか?
蛍が舞う幻想的な能楽奉納「阿紀神社」
境内には神明造りの本殿と能楽を奉納するための舞台が建つ
戦国時代に城下町として栄えた町並みが残る宇陀松山から少し西へ向かうと、木々に囲まれて川の畔にひっそりと建つ「阿紀神社」が見えてきます。 社伝では垂仁天皇の御代、宇多の秋志野(阿紀)宮に皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神をまつったのが起こりといわれ、古より、大和朝廷と深い関係があった神社といわれています。 境内には能舞台があり、毎年6月に献能「あきの螢能」を開催。能の最中に明かりを落として蛍を放つ幻想的な演出が人気を集めています。春は阿紀神社から徒歩10分ほどの場所にある「天益寺のしだれ桜」が美しく咲くので、足をのばしてみてはいかがでしょうか。
阿紀神社
アキジンジャ
緑豊かな山間でマイナスイオンに癒される「七滝八壺」

周囲に広がる吉野杉の林は日本三大人工美林のひとつ。ニホンカモシカやニホンザルも棲息している
役場や小学校がある東吉野村の中心部から、高見川沿いに県道220号線を車で30分ほど。 橋を渡り山間に入っていったところに、台高山脈の伊勢辻山から大又川にそそぐ7つの滝があり「七滝八壺」と呼ばれています。 実際には7つの滝と7つの滝壺ですが、ことわざの「七転び八起き」にちなんで「七滝八壺」と名付けられたそうです。 水量が豊かで水も美しく、平成20年には「平成の名水百選」にも選ばれました。変化に富んだ流れで見る場所ごとに多彩な表情が楽しめるので、ぜひ歩きやすい装いで周辺を散策してみてください。
七滝八壺
ナナタキヤツボ
縁結びなど女性にうれしいご利益がある「姫石明神」
岩のそばに生えている木の枝に左手の小指と右手の親指で紙を結ぶと良縁を得られるといわれる
伊勢本街道沿いから田園風景のなかを進んだ先、丸山公園の東側にある「姫石明神」。 ご神体は、岩坂峠の山頂に鎮座する奇石です。かつて垂仁天皇の皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)が婦人病の回復を祈願したという言い伝えから「姫石さん」と呼ばれ、親しまれています。 婦人病や子宝祈願、縁結びなどの神様として古くから信仰され、現在も全国から女性を中心に多くの参拝客が訪れているそうです。
姫石明神
ヒメシミョウジン
鋭く切り立った迫力満点の岩壁「屏風岩公苑」
春は咲き乱れる桜と岩壁とのコントラストが圧巻
その名の通り屏風のように切り立つ屏風岩。室生火山群の活動により生じた柱状節理と呼ばれる地形で、高さ200m、長さ2kmに渡り鋭くそびえる垂直な岩壁は、国の天然記念物に指定されています。 その麓に広がる「屏風岩公苑」は、迫力ある岩壁とその周囲を四季折々の草花が彩る、他にない景色が楽しめるスポット。若宮神社から屏風岩の頂上まで続くハイキングコースもあります。 春になると樹齢100年を超えるヤマザクラ約300本が咲き誇り、秋は紅葉と岩壁とのコントラストが美しい名所です。
屏風岩公苑
ビョウブイワコウエン
知られざる名所や美しい景色を目指して、奥奈良・大和高原へ出かけてみませんか?
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岩永 茜
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