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2017.05.07
縁側でほっこり、野菜たっぷりランチを。海辺の古民家カフェ・葉山「engawa cafe & space」
葉山さんぽの途中に立ち寄りたいすてきなカフェをご紹介します。一色海岸近くにある「engawa cafe & space(エンガワカフェアンドスペース)」は、築80年以上の歴史的建造物を再利用した古民家カフェ。縁側があるくつろぎの和空間で、地元野菜たっぷりの御膳ランチが味わえます。
葉山の歴史と文化を感じるカフェ
奥には畳のお座敷も
JR横須賀線・逗子駅から海岸廻りの葉山行きバスで約15分。「engawa cafe & space」は、神奈川県立近代美術館の向かい側にある小さな路地を入った住宅街に、ひっそりと佇んでいます。 門をくぐって入る風格ある日本家屋は、昭和9(1934)年築の旧・塚原伊勢松別邸。昭和天皇の侍医頭の方の別邸として宮内庁が建設した歴史的建築物をリノベーション、カフェとして再利用しています。 皇室の御用邸がある葉山は、海辺の別荘地として古くから人気を博してきたエリア。カフェの建物は残存する貴重な建築物のひとつであり、古きよき葉山の面影を感じることができる場所です。
地元素材をふんだんに使ったヘルシー御膳
「旬野菜たっぷり湘南豚のせいろ蒸し」
縁側から柔らかな光が差し込む明るい和空間でいただけるのは、「特製デミグラスソースの和風オムライス御膳」や「サーモンの自家製スモーク親子丼御膳」など、新鮮な地元野菜をメインにした4種類の御膳ランチ。なかでも人気が高いのが、地元の海山の幸が一度に味わえる「旬野菜たっぷり湘南豚のせいろ蒸し」(御膳単品1728円、自家製デザート2種&お茶付セット2268円)です。 せいろの中には、京都から取り寄せたもちもちの生麩と甘みのある湘南豚のほか、三浦大根やキャベツをはじめとする旬野菜が10種類以上も! せいろで蒸したシンプルな調理法だけに、素材そのものの旨みがダイレクトに感じられます。自家製香味ポン酢と白みそソースの2種類のつけダレが、野菜や豚肉の甘みを引き立てます。
セットのデザートは日替わり。写真はブランマンジェとクラシックショコラ
近所の網元から仕入れる新鮮な葉山しらすのサラダなど、日替わりの小鉢にも地元素材がたっぷり。御膳単品でも注文OKですが、手間ひまかけた自家製スイーツ2種類が付いたセットをぜひ。 セットを注文すると、カシスのフレーバーティーやエンガワブレンドコーヒーなど、7種類から飲み物を選ぶことができますよ。
オリジナルの葉山柄がかわいい手ぬぐい
手ぬぐいは1080円〜
店内では、巾着袋やがま口といった和小物の展示販売もしています。特に目を引くのが、ずらりと並んだ手ぬぐいの数々。こちらのお店では、葉山在住の作家さんによる「手ぬぐい りんりん」の全ラインナップを扱っています。 注染(ちゅうせん)という伝統的な染色技法を用いたりんりんの手ぬぐいは、オリジナルのデザインも魅力。一色海岸から眺める夕陽に染まった富士山をモチーフにした「富士ぼかし」や、葉山の海をデザインした「波待ち縞」など、葉山ならではの風景を描いた手ぬぐいは、おみやげにも喜ばれそうです。
縁側でのんびり過ごす昼下がり
縁側越しに、ムクゲやアジサイなど四季折々の花が咲く小さな庭を眺められる「engawa cafe & space」。1人で訪れても居心地がよく、窓際の席で本を読みながら過ごす人も多いのだそう。 ランチのあとは歩いて30秒の一色海岸へ足をのばし、春の日差しにキラキラと輝く海を眺めながら葉山さんぽを楽しんでみてはいかがですか?
engawa cafe & space
エンガワカフェアンドスペース
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