719
2017.05.01
縁側で初夏の風を感じながらほっとひと息。東京・池上の古民家カフェ「蓮月」
※こちらの記事は2017年5月1日に公開されたものです。 初夏の風を感じながら、コーヒーや紅茶、美味しいデザートを食べながらゆっくりできる、そんなカフェ探していませんか? 下町情緒あふれる大田区の池上駅から徒歩10分のところに、ゆっくりとした時間が流れる貴重な縁側のあるカフェを発見。 全国120軒以上の縁側をみてきた、縁側愛好家である「縁側なび」の成瀬夏実が、昭和初期に建てられた古民家カフェをご紹介します。
地域の人に愛されていたおそば屋さんをリノベーション
昭和に建てられた古民家ってレトロでどこか懐かしい感じがしませんか?つい写真に納めたくなるようなそんな佇まいです。 今回、ご紹介するのは、大田区池上にある古民家カフェ「蓮月」。 池上駅から徒歩10分のところにあります。 1階がおそば屋で、2階が旅籠や結婚式などの宴会場として使われてきた「蓮月」。 古くから池上本門寺の参拝客に親しまれてきました。 2014年に大将がご高齢のため納得のいくそばが打てなくなり、地域の人に惜しまれながらも閉店。 この家を残したいという想いで地域の人々がプロジェクト化し、カフェにすることになりました。
タイムスリップしたみたい。昭和のレトロな空間
早速店内に入ると、入り口付近のテーブルには、おそば屋さんの雰囲気が今も残っています。テーブルや椅子も当時のもの。おそば屋さんの常連さんだった人々はカフェになった今も「蓮月」に来ているのだそう。
建具もそのまま使われています
古民家の良さを残しつつ、おしゃれなカフェに
入り口は昭和の名残を残しつつ、店内全体はおそば屋さんだったとは思えないほどおしゃれなカフェになっています。 店内には、レトロな雑貨も多く飾られていてタイムスリップしたみたい。 つい写真を撮りたくなる空間です。
家でくつろいでいるような空間のカフェ
オーナーの輪島さん
テーブル席、カウンター席の他には、ソファ席もあり思い思いに過ごせるカフェ。席と席の間も広くとられ、他のお客さんに気兼ねせずくつろげます。 オーナーの輪島さんは「自宅にいるようなくつろげる空間を作った」とのこと。 そのため「お客さんが寝てしまっても起こさない」と寛容です。
おすすめは風が気持ちいい縁側席!
おすすめの席は、縁側よりの席です。 外の暖かく心地よい風が入ってきて、少し汗ばむ時期も古民家はひんやりして、とても居心地のいいものです。
汗ばむ日はさっぱりしたオレンジアイスティーを
「オレンジアイスティー」(580円)、「イチゴのレアチーズケーキ」(450円)
「蓮月」には、コーヒーや紅茶ももちろんあるのですが、おすすめはオレンジアイスティー。 さっぱりとしたアイスティーに甘酸っぱいオレンジがアクセントとなり、これから暑くなる日におすすめな飲み物です。 イチゴのジャムが乗ったレアチーズケーキも、甘すぎず口当たりがよくて爽やかな後味。 こちらのメニューは、5月までの季節限定。6月からは「レモンのレアチーズケーキ」が登場するそうです。こちらも楽しみですね。 ちょっと暑い日に、縁側からの心地いい風を受けながら、ゆったりお茶時間。 のんびり縁側カフェでくつろぎませんか?
蓮月
レンゲツ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
の人気記事