293
2017.07.07
四季折々の富士山を封じ込めた和菓子がきれい! 〜新宿NEWoMan「結」で人気のひんやり棹菓子
※こちらの記事は2017年7月7日に公開したものです。 「和菓子 結」は、創業380余年を誇る老舗「両口屋是清」が立ち上げた新しいブランドのお店。少し冷やしていただくとよりさっぱりとしておいしい「あまのはら」は、富士山の春夏秋冬を表現した棹菓子。切り分けるところで山の色が変わるのも楽しいと評判です。
新宿駅構内のNEWoManにある注目の和菓子店
「両口屋是清」は名古屋の和菓子の老舗。「結」は現在こちらの1店舗のみ
JR新宿駅の新南エリアに昨年オープンし、話題のお店が数多く集まっている「NEWoMan」。その2階の改札内エキナカに「和菓子 結」はあります。 電車の乗り継ぎの際などでも気軽に立ち寄れるため、手土産や自分へのごほうびに和菓子が欲しいときに便利。ショーケースをじっくりとのぞきこんで、お店の人と商品のお菓子について会話を交わしながら選ぶのも楽しいですね。
見るだけでわくわくするお菓子がずらり。生菓子「なまささら」は月ごとに見た目や味が変わる
地元名古屋では生菓子を得意とする「両口屋是清」がこちらのお店で新しく提案しているのは、女性がよろこぶ生菓子や干菓子。手のひらにおさまる大きさ、季節の花や金魚などのかわいらしい見た目を大切にしており、ほかの店舗では手に入らないものを並べています。
富士山の四季のうつろいを一棹の棹菓子に表現
季節ごとに富士山の表情が変わる「あまのはら」(1棹3240円、半棹1728円)
「あまのはら」は和菓子職人が一つひとつ手作業で3日ほどかけて作り、富士山の部分に羊羹、雲につぶつぶ食感の道明寺を使用。空に使った錦玉羹(きんぎょくかん)は透明感が特徴的。柑橘系のレモン風味でさっぱりと、そして爽やかにつるんといただけます。 季節によって変わる山の色は、春がピンク、夏が緑、秋がオレンジ、冬が水色など。山頂に積もった雪やまわりの雲の様子も切ったところでそれぞれ異なるので、ホームパーティーで手土産に持っていったときなど、その場で切り分けると楽しく盛り上がりそうです。
「あんみつ」の「朝顔」「抹茶」(各756円)。自社製の餡はお菓子ごとに変わり、上品な甘さ
今年の春から登場した「あんみつ」もみずみずしい味わい。定番の「抹茶」はぷるぷるの抹茶寒天や大納言小豆を黒蜜や餡とともに楽しめます。今夏限定の「朝顔」はすだち蜜とともに味わう寒天や道明寺に、品のよい繊細な作りの朝顔が彩りを添えます。
目で舌で楽しめる、人と人とを結ぶ和菓子
「めでたづくし」(1箱2160円)。甘味にコクがある和三盆糖で作られている
金運を上げる縁起物とされる金魚の形の干菓子「めでたづくし」もおすすめ。木型を用いた伝統の技法で作られ、夏は涼しげな巻水の形のものが詰め合わされます。そのまま飾っておきたくなるほど美しく、口の中に入れるとすっとほどけるような口どけも最高です。 こちらのお店では、和菓子をとおして人と人、日本と世界を結び、次世代へつなぐ架け橋になれればと願っているのだとか。友人や家族といっしょに目で舌で楽しめば、会話もはずんで素敵なひとときを過ごせるでしょう。贈りものにしても喜ばれそうですね。

和菓子 結
ワガシ ユイ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
森田奈央 撮影:彌永浩次
の人気記事










































