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2017.10.25
京都の奥座敷・大原で紅葉さんぽ
のどかな里山が広がる、京都・大原。京都駅前からは京都バスに乗車して1時間ほど、京阪鴨東線の終点・出町柳駅からは30分ほどで到着です。皇族や貴族の隠棲の地であった大原には、歴史と格式を伝える古寺が今も残っています。 この秋は、そんな京都の奥座敷へ足を延ばしてみませんか。京都市街地より一足早く紅葉の見ごろを迎える紅葉スポットと、途中で立ち寄りたいカフェをご紹介します。
地元野菜のうま味を楽しむ。「志野 松門」
「八菜ランチ」(2160円)はサラダ、ごはん、汁物付き。サラダのドレッシングは、「志野」のもの
バス停「大原」を下車し、三千院方面へ徒歩5分。ドレッシングの専門店「志野」が手掛ける「志野 松門」は、築150年以上という古民家を改装した食事処です。賀茂なすに鹿ケ谷かぼちゃといった京野菜や、新鮮な地元産の野菜を使ったメニューが人気。色々な野菜を食べてもらおうと“一汁八菜”をコンセプトにした「八菜ランチ」では、色とりどりの野菜をさまざまな方法で調理したおばんざいがいただけます。
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志野 松門
シノショウモン
読書も楽しめる古民家カフェ。「カフェアピエ」
「ブルーベリーのレアチーズケーキ」とコーヒーのセット(800円)
バス停・「大原」から徒歩10分ほどのところにある「カフェアピエ」。明治時代に建てられた旅籠をリノベーションした店内は広々。大きな窓からは、美しい庭が見えます。こちらがオープンするのは、過ごしやすい春と秋の、週末と祝日のみ。メニューは定番の「ブルーベリーのレアチーズケーキ」をはじめ、その時季、その週の旬の果物を使ったスイーツ、キッシュなどが用意されています。今年の秋のオープン日は、9月22日から11月26日までの期間。ぜひ訪ねてみてくださいね。
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café APIED
カフェアピエ
里山の恵みをいただける「リバーサイドカフェ来隣」
野菜ソムリエの店主が営む「リバーサイドカフェ来隣(キリン)」は、バス亭「大原」から寂光院方面へ向かって徒歩2分ほど。お昼は、京野菜のおばんざいやサラダのブッフェが付いた「おにぎりランチ」が人気です。小腹がすいたときは自家製のスイーツメニューをどうぞ。大原の名産品である「しば漬」に使われる赤しそを使用した「大原赤しそジュース」も味わってみて。
リバーサイドカフェ来隣
リバーサイドカフェキリン
額縁庭園を眺めながらお抹茶を。「宝泉院」
「宝泉院」は、天台宗の寺院である勝林院の敷地内にある小院。柱と柱の空間を額縁に見立て、庭を一枚絵として鑑賞する庭園で知られています。拝観料は800円ですが、抹茶とお菓子が付いてきます。ゆっくり庭を眺めるぜいたくな時間を過ごしましょう。 また、例年11月にはライトアップも行っています。HPをチェックしてくださいね。
宝泉院
ホウセンイン
時間がとまったような秋景色の美しさ。「三千院」
拝観料は一般700円
京都に紅葉の初便りを届ける大原の名刹「三千院」。その歴史は古く、平安初期、天台宗祖・最澄が比叡山に開いた草庵に始まります。 静かな境内に、建てられた往生極楽院は、秋が深まると紅葉に包まれます。苔庭の緑と紅葉の赤のコントラストがとても美しく、うっとりするような世界が広がります。
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三千院
サンゼンイン
ひっそりとした静けさがもたらす美しさ。「寂光院」
天台宗の尼寺である「寂光院」は、平安時代の壇ノ浦の戦いの後、平清盛の娘である健礼門院が、終生を過ごした場所としても知られています。ひっそりとした佇まいのお寺ですが、秋は山門へ続く石畳や境内のあちこちに鮮やかな紅葉を見ることができますよ。
寂光院
ジャッコウイン
***** いかがでしたか? 今回は過去に紹介した記事や、「ことりっぷアプリ」の投稿から、覚えておくと便利な京都・大原エリアのお店や寺院をまとめてご紹介しました。 メニューや営業時間、定休日などの情報は、各店舗に確認してからおでかけしてくださいね。
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朝光洋理
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