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2017.09.14
【暮らすように旅する】Airbnbで見つけた地元と人とゆるやかにつながる旅。長野・築130年の古民家へ
「暮らすように旅したい」。 そんな想いを持つゲスト(宿泊者)と空いている部屋や家を提供したい人をつなぐプラットフォームAirbnb(エアビーアンドビー)。訪れた土地や人と深い交流ができ、ふだんの旅行とは一味違った体験ができると、旅好きのあいだでじわじわ人気が広まっているサービスです。 今回、そんなAirbnbを利用して、人気アーティスト「福耳」のメンバーが旅をしました。見知らぬ土地の暮らしに触れ、その場所に住む人に出会い、いつもと違う風景の中で音楽を奏でる。そんな彼らが体験した、新しい旅のかたちとは?
肩の力がふっと抜けていく。のどかな田園風景は癒し効果抜群

長野県・松本市。市街地から40分ほど離れた静かな農村が今回の旅先です。8月の山々の濃い緑が目に眩しく、澄んだ空気がおいしい! 都会の喧騒を離れて、のんびり過ごすにはぴったりな風景が広がっていました。
初めての「福耳」5人旅のメンバーたち
パワフルな歌声がかっこいいシンガーの杏子さん。唯一無二の歌唱力で数々のヒット曲を持つスキマスイッチの大橋卓弥さんと常田真太郎さん。エモーショナルなピアノ&ボーカルで人気急上昇中のさかいゆうさん。そして、「福耳」初参加となる期待のシンガーソングライター・松室政哉さん。 「福耳」はオフィスオーガスタに所属するミュージシャンたちで構成されるスペシャルユニットですが、この5名での編成は今回が初とのこと。当然、5人での旅も初めてです。
オーナーが自らリノベした築130年の古民家

ホストの石井さんは、5年前に「自然に囲まれた場所で暮らしたい」と千葉県から移住しました。築130年の古民家を友人たちの力を借りながら自らの手でリノベーションし、自宅兼カフェ、イベントスペースとして活用。今年の春からAirbnbに登録し、国内外のゲストを受け入れています。


遠くの山々まで見渡せる2階の板間にはハンモックが吊るされ、杏子さんは思わずお昼寝モード。お庭の一角に設置されたトランポリンでは、ホストのお子さんたちとすっかり打ち解けたさかいさんと松室さんが、ぴょんぴょん飛び跳ねています。 到着して早々、まるで家族の一員になったような和やかな空気。旅先だということを忘れるほど、安心してくつろげるのもAirbnbの魅力のひとつです。
滞在先ではここだけの特別な体験も

Airbnbでは、旅人とホストが事前に直接メールなどでやり取りできるのが、その土地の暮らしに触れる旅ができる理由のひとつ。旅先での過ごし方やアクティビティの相談も気軽にできます。今回「福耳」は、石井さんと相談してピザ作りとひょうたんのランプシェード作りを体験しました。

石井さんに近所のおすすめスポットを教えてもらいました

「スキマスイッチ」のふたりも合流し、石井さんが教えてくれた近くのおすすめスポットへお出かけ。

「突然訪れたお店の方とこんなに親しく話したのは初めて。石井さんが紹介してくれた安心感があるからかも」と杏子さん。 いつもの観光だと、地元の人に話を聞いてみたくてもなかなか話しかけずらい・・・なんてこともあるかもしれませんが、ホストの紹介で訪れたお店だと“友達の友達”のような感覚で一気に距離が縮まる瞬間がありました。Airbnbでの旅には観光客としてではなく、友人の地元を訪れた時のように現地の日常に入っていける感覚があります。


リスティングに帰ってきたふたりに、玄関先で子どもたちと遊んでいた石井さんが「おかえりなさい」とにっこり。後から、「なんだか田舎に帰ってきたような気がしてうれしくなりました」と話してくれた大橋さん。

楽しかった1日の終わりに、心地よく音楽を奏でる

陽が傾き、ヒグラシの声も一段と大きくなる里山の夕暮れ。石井さんと一緒に手作りしたひょうたんのランプが優しく灯る中、畳のお座敷に最小限の楽器だけを持ち込み、マイクを通さない生音で、まるでセッションするように音楽が奏でられていきます。 まるで家族のように過ごしたリスティングでの穏やかな時間や、地元のお店で観光客という距離なく笑いあえた瞬間のうれしさ、そして心ごとほぐしてくれた松本の自然――いつもの観光とは違った旅を思い返しながら奏でた音色は、特別な響きを持ったメロディでした。

音楽と旅とのセレンディピティな出会い

ライブツアーで日々各地を訪れているアーティストにとって旅は日常にあるもの。しかし、気の置けない仲間たちとのんびりとした時間を過ごすことができた今回の体験では、仕事で訪れるのとはまた違った気づきをそれぞれが感じたと言います。
一期一会のライブを大切にするアーティストだからこそ、Airbnbでの旅から新鮮なインスピレーションが演奏にも影響を与えたよう。旅先での開放感は音楽をいつもより伸びやかに響かせてくれました。

一方、自ら作詞も手がける杏子さんは、旅と歌詞の関係を自らの経験からこう考えていると言います。 「行った先ですぐできるということはなくても、少し時間が経って、言葉となって浮かんでくることはありますね。でも、“作ってやろう!”と思って行くと案外ダメ。思いっきり楽しんでいろんな経験をする旅が音楽にも活かされます」 もしかしたら、今日のこの旅もいつの日か、素敵な歌詞になるのかもしれませんね。
人と人がつながる、新しい旅のかたち

今回、Airbnbの体験をした「福耳」のメンバーたちは「旅のイメージが変わった」と口々に言います。

そして、メンバーきっての旅好きで、実際に現地の方の家にお世話になったりしたこともあるという常田さん。「その場限りでは終わらない出会い、また会いに行きたいと思えるつながりが増えていくのが旅の醍醐味なんだ」と教えてくれました。 *****

間もなく秋の行楽シーズン。旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか?せっかくならいつもよりももっと自分らしい旅、新鮮な発見のある旅をしてみたいもの。

その場所に住む人と同じおうちで過ごしたり、地元の人が買い物をするお店に行ってみることで、よそゆきでない、その土地の素顔に出会う――そんな実感があったなら、旅を終えた後の充実感は何倍にも増すことでしょう。
たった一日だけでも、観光客としてではなく、まるでそこに住んでいるかのように過ごしてみることで、何度も繰り返し訪れる「行きつけの旅先」ができたり、そこに住む人たちにまた会いに行きたくなったり……。まるで故郷のように、愛しい場所がどんどん増えていくことでしょう。 今度の旅は、Airbnbで「現地の日常にお邪魔する旅」をしてみませんか?
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渡部あきこ
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