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2017.11.15
ストウブ鍋でサーブ! 野菜がごろごろ入った煮込み料理に心温まる新宿御苑前「ジョワ」
※こちらの記事は2017年11月15日に公開された記事です。 「Joie(ジョワ)」はあつあつのスープに具がごろごろと入ったフランスの家庭料理ポトフのお店。自分が食べたいスープと具を選んで組み合わせたものを一人用のストウブ鍋でひとりじめできます。たっぷり野菜のやさしい味に体も心もほっこり温まりませんか?
一年中、具だくさんのポトフが楽しめる専門店
ジョワとはフランス語で喜び。ポトフで喜びを感じてもらいたいという思いが込められている
新宿御苑前駅から徒歩約3分、新宿通りから一本入った道に「ポトフ料理 ジョワ」はあります。店内は木や鉄などの自然素材にこだわって造られ、フランスの田園に建つ一軒家に訪れたかのような温かな雰囲気です。 こちらは、2015年にオープンした日本では珍しいポトフ専門店。寒い時期だけでなく一年を通じて、季節ごとに変わる食材の旨みいっぱいのポトフを提案しています。
店内にはテーブル席とカウンター席が並び、一人で訪れる人も
「フランスで家庭料理を習った母が子どもの頃に作ってくれたポトフの味を思い出しながら、手間と時間をかけて作っています」とオーナーシェフ。ベースは、牛骨と牛すじをこんがりと焼き、香味野菜や14種類の香辛料とともに2日かけて煮込んだスープです。 素材の旨みをじっくりと引き出して作られたスープは深い味わいながら、口あたりはすっきり。具はいっしょに煮込むと味が抜けたり崩れたりしてしまうので、たとえば野菜は丸ごと蒸して旨みをぎゅっと閉じ込め、ほどよい歯ごたえを楽しめるようにしています。
スープと具によって味がガラリと変わるポトフ
「トマト&ローズマリー」+「和牛すね肉」(2462円)。マスタードなどの調味料でさらに深い味に
お好みで選べるスープは「すっきり牛骨」「パクチーのエスニック」「焦がしチーズとトマト」など6種類、具は「和牛すね肉」「岩中豚ウデ肉」「牛ほほ肉」の3種類から。その組み合わせに加えて、季節の野菜7〜8種類と秋田産桃豚の特製ソーセージも入ります。 どう組み合わせるか迷っても、スープと具の旨みがそれぞれいきるように作られているので間違いはなし。「トマト&ローズマリー」のスープ+「和牛すね肉」は、トマトとハーブのフレッシュな風味がほろほろの肉や甘い野菜とあいまってコク深い味です。
「すっきり牛骨」+「牡蠣&たら」(2462円)。紫色のじゃがいもなど珍しい野菜も入っている
11月から2月にかけては「牡蠣&たら」の具も選べます。「すっきり牛骨」のスープ+「牡蠣&たら」は魚介の香りが鼻に抜け、旨みが体中にじんわり染みわたるよう。やさしい味なのでそれぞれの風味をしっかり楽しめるたっぷり野菜も、ぺろりと味わえて大満足です。 また、こちらのお店で注目したいのは、ポトフを一人前ずつ一人用のストウブ鍋で提供していること。一つの料理をシェアするときのような気づかいも必要なし。冷めてしまうこともなくあつあつのままで、自分が食べたいスープと具を思う存分ひとりじめできますよ。
ランチにはポトフのスープで作ったカレーをどうぞ
「ベジカレー」+「ナンコツ入り鶏ミンチ」(1000円)。ランチのカレーポトフも鉄の小鍋であつあつ
最後の一滴まで旨みあふれる「ジョワ」のポトフ。ランチにはそのスープを使用した「ベジカレーポトフ」を用意しています。こちらもスープ5種類、具2種類から選べ、野菜もふんだん。ピリッとくるスパイスやハーブの風味とのバランスも最高で、後を引きます。 家庭料理のポトフをこれだけ奥深い味でバリエーション豊かに楽しめるのは、専門店だからこそ。遠方から訪れる人も多く、とくに寒い時期は予約をしたほうが確実ですよ。
ポトフ料理 Joie
ポトフリョウリ ジョワ
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森田奈央 撮影:彌永浩次
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