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2017.11.18
京都発!お土産にしたい、吉祥文様のプチケーキ。「京纏菓子 cacoto」
※こちらの記事は2017年11月18日に公開された記事です。 今年、京都の街なかに登場したパティスリー「京纏菓子 cacoto(きょうまといかしカコト)」。「麻の葉」「矢絣」「七宝」……日本に古くからあるけれど、今なおモダンで美しい吉祥文様をまとったふた口サイズのケーキが評判です。
烏丸五条から歩いて小さなパティスリーへ
四条界隈の賑わいから離れ、周りは静かな雰囲気
地下鉄五条駅から東洞院通を上ること徒歩4分、落ち着いた街並みの中に、桃色と白の市松模様のタイルを軒先にあしらったキュートなお店が現れます。
壁は京都の唐紙を使用。陽が差すとほのかにきらめく
扉を開けると、ショーケースにちょこんと並ぶケーキの彩りが目に飛び込んできて、思わず心が弾みます。 お店を営むのは、京都市内の洋菓子店やカフェで長年の修業を経た、宮川裕子さん。創業120年の歴史ある貸衣装店に嫁いで昔の着物にふれたのを機に、「日本古来の柄で何か作れたら……」と得意の洋菓子作りを生かして独創性あふれるケーキ「kimono」を生み出し、「まとう」をテーマにした商品を展開しています。
話題のケーキは全8種がそろう
「kimono」(5個入2538円)。左から「束ね熨斗」、「矢絣」、「麻の葉」、「立涌」、「輪違い」
伝統文様をほどこしたホワイトチョコレートでプチケーキをコーティングした「kimono」シリーズは全8種。モダンなデザインだけれど、どれも古来のもので、縁起のよい吉祥文様ばかり。 たとえば、振袖や訪問着などにも使われる柄で、延寿の象徴とされる「束ね熨斗(たばねのし)」。リボン柄のように見えるけれど、れっきとした伝統文様なのだそう。なかには、スポンジの間に、レーズンやパパイヤ、クランベリーなど数種のドライフルーツが挟んであり、白ワイン漬けで、ちょっぴり大人の味わい。ワインと合わせて夜のおやつタイムにもおすすめです。
左から、「青海波」、「亀甲花菱」、「七宝」(3個入1479円、袋入りは1188円)
「亀甲花菱」の抹茶味は、宇治の上質な抹茶を使用したスポンジケーキでホワイトチョコレートと抹茶を合わせた抹茶クリームを挟んでいるといったように、ひと品ひと品に工夫が凝らされています。ホワイトチョコレートとの相性を考慮したスポンジケーキの口どけの良さも魅力です。 販売は3個入から。8種から好きな柄を選べますよ。
昔ながらの小さな「松露」も
「京ことば」(1袋572円)
「京ことば」というはんなりとした響きの銘がついた「松露」も人気。砂糖蜜の薄い衣をまとった昔ながらの和菓子で、「小豆×抹茶」、「ゼリー」、「抹茶チョコレート」の3種があり、テトラ型のパッケージがすてきです。
「日本茶」(各1069円)
ケーキと好相性の緑茶と和紅茶も販売しています。「日本茶をおいしいと思ってもらえる入り口になれば」との想いから、いちごや青りんご、キャラメルなど季節のものを中心に、ふわりと甘いフレーバーをまとっているものをセレクト。あと口がすっきりしているので、おやつタイムはもちろん、日常使いにもおすすめです。
眺めているだけで、どこか幸せな気持ちになれる吉祥紋様のスイーツ。京都の旅のおみやげにはもちろん、お祝いの気持ちや嬉しい気持ちを伝えたいときなど大切な人への贈り物にもぴったりですよ。
京纏菓子 cacoto
キョウマトイカシカコト
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佐藤理菜子
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