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2015.09.30
里山の原風景に癒される―眼下に雲海が広がる古民家のお宿カフェ
※こちらの記事は2015年9月30日に公開されたものです。 岡山県美咲町、里山の原風景を残すこの地域に「棚田のお宿 阿吽山房(あうんさんぼう)」はあります。古民家を改装したやすらぎの空間で、美しい自然景観と旬の味覚を楽しめる、お宿のカフェを訪れてみませんか?
癒しの空間と、ここでしかお目にかかれない絶景が自慢です

国道53号から県道373号に入り、田園風景を楽しみながら進むと、やがて「CAFE Rice Terrace お食事・喫茶」と書かれたブルーの看板が見えてきます。看板右側の坂道を上れば宿に到着です。 陶芸作家・高垣門土さんと女将の牧子さんご夫妻が営むこちらのお宿。「阿吽」という宿名は「すべてを包みこむ」という意味があるそうで、やさしさをイメージして名付けられました。オープンのきっかけは、牧子さんがスイスへ旅行をした際「ラウターブルンネン」という、小さな村のペンションで受けた手厚いもてなしに感激した体験にあります。その時味わったようなアットホームできめ細やかなサービスと、再び戻ってきたくなるような空間づくりをめざしているそうです。 天井を高くとった居心地のよい客室は、家屋が“呼吸”をしているせいか快適で、ぐっすり眠れると宿泊者に好評です。 宿にはカフェもあり、ランチのみでも利用できます。眺めのよいカウンターや開放感いっぱいの縁側は、山々を見渡せる特等席。宿泊すれば早朝には、雲海に包まれた絶景にも出会えますよ。

古民家ならではの“呼吸”を感じとれる空間

宿泊をすると味わえる、雲海に包まれた景色
素材の持ち味を生かした旬のランチをいただきます

「昼膳」は予約がおすすめ
カフェのランチメニューは、季節の味覚がたっぷりの「昼膳」(2000円)をはじめ、「キーマカレーランチ」(1000円)、「サラダランチ」(1000円)などがそろいます。 一番の人気は、美しい盛り付けに思わず声をあげてしまう「昼膳」。献立は日替わりで、この日は子持ちガレイの煮付け・天ぷら・冷奴・なすのふくめ煮・そうめんかぼちゃの酢の物など、ドリンクとデザートもあわせて12品。どの料理も素材の持ち味を生かしたやさしい味わいです。 野菜は近辺の生産者から季節のものを、魚介類は近海(鳥取・島根)産の新鮮なものを仕入れています。また、コーヒー・紅茶は無農薬、ハーブティーはドイツ直輸入のものを選んでいるそうです。
食後は、清水寺の眺望スポットや棚田の景色を楽しみながら散策してみましょう

蕎麦の花で埋めつくされる棚田の景観は珍しい
食後は、周辺散策がおすすめです。とくに天気のよい日は四国まで一望できる「清水寺(せいすいじ)」からの眺めが最高です。日本棚田百選に選ばれた「上籾(かみもみ)」の棚田も近くにあります。秋には、赤や白の蕎麦の花が棚田を埋めつくす、美しい景観も楽しめます。
自然に包まれ心身ともにリラックスできる「棚田のお宿 阿吽山房」。日常の煩わしいあれこれをリセットしにでかけてみませんか?

棚田のお宿 阿吽山房
たなだのおやどあうんさんぼう
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野鶴美和
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