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2018.02.11
和菓子の名店「叶 匠壽庵」がオープン。山と川に囲まれた大自然のなかのベーカリーカフェ「Bakery&Café 野坐」
琵琶湖の南側から流れる瀬田川のほとりに、和菓子の名店「叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)」による「寿長生の郷(すないのさと)」があります。四季折々の日本の原風景が楽しめる広大な里山には、茶室や食事処、和菓子づくりを体験できる施設などがありましたが、2017年11月新たに「Bakery&Café 野坐(ベーカリーアンドカフェのざ)」がオープン。今まで以上に幅広い年齢層が訪れ、親しまれています。

「寿長生の郷」らしいベーカリー&カフェ

日本建築の趣で木をベースに、ナチュラルで温かみのある建物
JR琵琶湖線「石山駅」から1日4本の無料シャトルバスで30分。「寿長生の郷」は、約63000坪もの敷地に和菓子にも使う約1000本の梅の木を植え、数百種類の野の花が咲く、散歩が楽しい自然豊かな里山です。 和菓子づくりの拠点として30年以上前に開郷して以来、訪れる人々に昔ながらの自然に抱かれて過ごすおいしい時間を提供してきました。そんな日本の良さを知る場所だからこそ、お米と同じく古来より日本人が味わってきた小麦の味わいを感じるパンに着目。味の良い国産小麦を使うベーカリー&カフェが新しく登場しました。

和菓子の素材を使うパンも人気

手前から「あんこバター」(238円)、「丹波黒豆パン」(195円)、「匠のあんぱん柚子」(270円)
「寿長生の郷」の風景に溶け込むような、2階建ての一軒家を新たに敷地内に建て、開店した「Bakery&Café 野坐」。 1階は、毎日19種類ほどのパンが並ぶベーカリーです。約4種の国産小麦を、パンの種類ごとにブレンドを変えて使い、天然酵母で生地を仕上げて焼き上げます。 おすすめは「匠のあんばん」(249円)。ベーカリーのスタッフと和菓子職人がタッグを組み、「叶 匠壽庵」の和菓子に使う浅井大納言小豆の濃厚な味わいを活かした、和菓子店ならではのあんパンです。 郷内の梅や柚子を使う季節限定のパンに、すでに県外から通うファンもいるという食パンもあります。

里山の風景を眺め時間を忘れてのんびり

自然を身近に感じながらゆったりとくつろげる
2階は、木の温もりを感じるカフェです。ゆったりできるソファーが印象的な空間は、里山の自然を眺められるよう窓を大きく設計。新緑や紅葉など四季折々の風景が楽しめます。

「野坐ブレンド」(648円)、「クロックムッシュ」(702円)

「郷の朝露」(594円)滋賀県産牛乳を使う濃厚なブラマンジェ
メニューは、1階ベーカリーで焼き上げたパンを使う軽食に、希少な日本ミツバチの百花蜜を使うデザートなど。一緒に楽しみたいのは、サイフォンで淹れるコーヒーです。おすすめの「野坐ブレンド」は深いコクと苦味をバランス良く仕上げた味わいで、郷の窯で焼いた手づくりのカップで味わえます。 春夏秋冬を感じる自然豊かな場所を訪ねれば、日常を忘れて開放的になれそう。スタッフとの会話も和み時間となるカフェでのんびりと過ごし、おいしいものを買って帰りましょう。

Bakery&Café「野坐」
ベーカリーカフェ のざ
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