非日常的なオリエンタル空間が広がるお店

きのこをいっぱい味わえるお店。エントランスの壁にはきのこのオブジェ

六本木駅7番出口から歩いてすぐ。飲食店などが入るビル4階に「シャングリラズ シークレット」はあります。お店のエントランスにエレベーターが到着して扉が開くと、そのとたんに、きのこの芳醇な香りにほわっと包まれます。

テーブル席の壁にはきのこの写真。夜は照明が落とされ、より大人空間に

店内は中国から輸入したオリエンタルなインテリアで統一され、高級感漂うシックな雰囲気。テーブル席はゆったりと座れるソファシートのほか、4名から利用できる個室もあり、どの席でも落ち着いて過ごせます。

ランチは2コース、ディナーは3コースから選んで

ランチのきのこ4種「雲南黒湯(うんなんへいたん)」コース(2700円)。各種きのこやお肉など追加注文可

しゃぶしゃぶはコースメニューが基本。ランチにはきのこを4種か8種か選べる2コースがあり、それぞれ、前菜、野菜盛り合わせ、地鶏、きのこ麺、デザート、ドリンク付き。1人前から注文でき、一人用の鍋で出されるので気兼ねせずに味わえます。

「美楽黒湯」（5184円）のきのこ8種盛り。種類は日替わりで、写真は2人前

ディナーは3コース。人気の「美楽黒湯（びらくへいたん）」コースは前菜、きのこ8種、野菜と豆腐盛り、地鶏、きのこ麺、デザート付きで、2人前から注文できます。ディナーでも一人に一鍋ずつ提供され、自分のペースで好きなように食べられるのが嬉しいですね。

きのこの宝庫、中国・雲南省のきのこ鍋がルーツ

蓋を開けると、きのこのよい香りが立ちのぼる。スープは都度継ぎ足してもらえる

こちらのしゃぶしゃぶは、中国・雲南省にある山岳地帯シャングリラでとれた約30種類の天然きのこを8時間かけて煮込んで作った“ブラックスープ”が主役。まずはスープを飲み、きのこから染み出た濃厚な旨みが口の中に広がっていくのを感じましょう。

シャクシャク、コリコリ、ザクザクなど食感はさまざま。吸い込んだスープがあふれ出るものも

しゃぶしゃぶの材料のきのこはめずらしいものばかり。スープとともに食べると本来の味がよくわかり、種類ごとの食感のちがいは想像以上です。特製のゴマだれや中国醤油だれを付ければ味の変化も楽しめ、いくらでも食べられそうです。 スープは、きのこ、野菜、お肉を入れていくうちにそれらの旨みが溶け込み、ますます深い味わいになります。最後に入れるきのこ麺はスープを練り込んで作ったもの。すべてのおいしさが凝縮され、最後の一滴まで飲み干したくなるほどですよ。

きのこのアラカルトメニューも魅力的

「伊勢神宮ご奉納たまごをのせたトリュフかけキノコご飯」(1620円)。目の前でトリュフを削ってくれる

お肉みたいな食感のきのこを揚げた「お肉のような串揚げ」（2本432円）など、アラカルトメニューもあります。おすすめはスープで炊いたきのこごはん。コクのある卵黄と黒トリュフをからめ合わせる贅沢な一品で、半分食べたらスープを注ぎ入れてみてくださいね。 テーブルには「きのこ図鑑」が置かれ、きのこの栄養や効能も一目瞭然。健康や美容によいとリピートする人も多いので、ディナーは予約してから出かけたほうが確実ですよ。