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2018.07.11
フルーツ王国・山形で味わうさくらんぼづくしのかき氷♪老舗製氷店が手がける「Ice cafe' 弘水 -KOSUI-」
フルーツ王国・山形県のなかでも、特に果樹栽培が盛んな天童市。地元で100年以上続く製氷店が営む「Ice cafe' 弘水 -KOSUI-」では、氷のプロがつくる絶品かき氷が評判です。7月までは旬のさくらんぼを使ったメニューもお目見え。口溶けふんわり&フルーティーなかき氷を求めて、多くの人が訪れていますよ。
老舗製氷店「赤塚製氷」がプロデュースするアイス専門店
天井が高く明るい店内。壁に掲げられた「ENJOY ICE!」のロゴがキュート
JR天童駅から歩いて約10分。毎年春に「人間将棋」が行なわれることで有名な舞鶴山(天童公園)の麓に、「Ice cafe' 弘水 -KOSUI-(アイスカフェこうすい)」はあります。1908(明治41)年創業の赤塚製氷が手がけるアイス専門店で、一年を通してかき氷が味わえます。 かき氷のメニューは、定番から季節限定まで常時約20種類がラインナップ。製氷店ならではの良質な氷を使うことはもちろん、食材が豊富にそろう山形だからこそ、シロップにはできるだけ県産のフルーツや野菜を使うことをモットーとしています。
氷のプロが生み出す絶妙な食感のかき氷
きめ細かく削った氷を、鮮やかな手さばきで何層にも重ねます
天童の街には、名峰・月山から湧き出る天然水が流れています。ほどよくミネラルを含んだ水は、雑味がなくまろやかな味わい。このおいしい水を使い、少し高めの温度で2日間かけて氷をつくります。ゆっくりと時間をかけて凍らせることで、中に気泡が入らず、透明でなめらかな食感の氷ができあがるのだそう。 また、しばらく常温に置いてから使うことで氷がやわらかくなり、削ると口溶けのよいふわふわの食感に。氷の状態によって削り方を調整することで、ふわふわなだけではなく、さっくりとした食感も生まれます。氷を知り尽くしたプロの技がおいしさの決め手です。
「さくらんぼみるく」(600円)は6~7月限定
「だだちゃ豆みるく」(864円)は8~9月中旬限定
山形といえば、さくらんぼの名産地。これからの時季は、旬のさくらんぼを使ったかき氷がおすすめです。地元で採れたばかりのさくらんぼを贅沢に使った自家製シロップは、爽やかな甘酸っぱさで暑い日にぴったり。氷を重ねながら数回に分けてシロップをかけているので、最初から最後までフルーツの濃厚な旨みが楽しめます。 淡いピンクの色あいや、てっぺんにトッピングされたさくらんぼも、思わず写真を撮りたくなるかわいらしさです。
山形特産の枝豆「だだちゃ豆」を使ったかき氷も、人気の季節限定メニュー。香り豊かなだだちゃ豆のペーストは、コクのある練乳と相性抜群。少しずつ氷を崩しながら食べ進めると、上品な味わいが口いっぱいに広がります。
フレッシュな食材でつくるバラエティに富んだかき氷
「かぼちゃみるく」(648円)
通年メニューには、「完熟苺みるく」や「抹茶金時みるく」などシロップにこだわった定番フレーバーがずらり。なかでも、自家栽培のかぼちゃを使った「かぼちゃみるく」がおすすめです。でんぷん質が多くホクホクした食感が特徴の“とっておき”という品種で、シロップはとろ~りなめらか。フルーツのような濃厚な甘みにも驚きます。
フルーツや野菜など、山形の素材をふんだんに取り入れたメニューはもちろん、「ティラミス」や「クレームブリュレ」などのスイーツ系かき氷もあり、どれをチョイスするか迷ってしまいます。 アイス専門店だけあって、かき氷のほかにソフトクリームやジェラートも提供。かき氷にソフトクリームをトッピングするのもおすすめなんですよ。
店頭ではかき氷マークをあしらったオリジナルデザインのアイテムも販売
山に囲まれた地形のため、夏の暑さが厳しい山形。「Ice cafe' 弘水 -KOSUI-」では一年中かき氷を楽しめますが、特に夏場は行列ができるほどの人気ぶりです。この夏、氷のプロが手がけるかき氷を味わいに訪れてみませんか。
Ice cafe' 弘水 -KOSUI-
アイスカフェコウスイ
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柴貴子
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