388
2018.07.18
氷の崖に生いちごが流れる美しいかき氷! 行列ができる和菓子店「目白 志むら」
「志むら」は昭和14年に開業した和菓子店。甘味をいただける喫茶室もあり、熟練の職人が和菓子の素材や製法でつくるかき氷を一年中提供。そそり立つ氷の壁にいちごやあんこのシロップが滝のように流れる見た目もおいしさも話題を呼び、連日行列です。

上品な味わいが評判の和菓子の名店
手づくりの和菓子の味を守り、一店舗にこだわるお店
JR目白駅から目白通りを歩いて2〜3分。大福、だんご、どら焼きから上生菓子まで、夏には、くず餅や水ようかんが涼しげに並ぶ和菓子店「目白 志むら」があります。
手土産にも自分用にも目移りするほどさまざまな和菓子がそろう店内
2階の喫茶室は、老若男女だれもがくつろげる雰囲気。開店とともに多くの人が訪れ、お目当てのかき氷を注文します。冬でも行列ができることがあり、7〜8月の週末には整理券を配る日もあるのだそう。午前中が比較的並ぶ時間が短く、ねらい目です。
喫茶室には「あんみつ」(810円)などの甘味のほかに、「赤飯弁当」(950円)といった食事メニューもある

和菓子職人がつくる和シロップのかき氷
清涼感あふれる「かき氷 生いちご」(972円)。天然氷での注文は+162円
かき氷は「あずき」(864円)や「宇治金時」(972円)などの定番が11種類、季節のものを使った期間限定が3〜4種類。和菓子の素材そのままの味を楽しんでもらいたいと、職人が丁寧な仕事で手づくりしたシロップは、どれも和菓子店ならではの繊細な味わいです。 通常の氷のほかに、南アルプス八ヶ岳の蔵元「八義(やつよし)」の自然の寒さで時間をかけて井戸水を凍らせた天然氷に変更して注文することもできます。職人技で削られた氷はふわふわ。口の中に入れるとすっと溶けてなくなり、味が透きとおっています。
白玉とこしあんのおいしさがよくわかる「かき氷 白玉」(864円)
氷が崖のようにそそり立っているので、“がけ氷”と呼ぶ人もいる、こちらのかき氷。一番人気の「生いちご」は静岡の農家から直送の「紅ほっぺ」をふんだんに使用。加熱していないのでつぶつぶとした果肉感や濃厚な甘酸っぱさが、氷の冷たさでより際立ちます。
ほかのかき氷にも白玉をトッピング(+162円)する人が多い
国産の上質な粉でつくる白玉と北海道の小豆で毎日炊くあんこシロップの「白玉」も、職人の手づくりだからこそのおいしさ。舌ざわりがなめらかでほどよい甘さのこしあん、コシが強くてもちもちの白玉を口に運ぶごとに、並んででも食べてよかったと思いますよ。

名物の和菓子をお土産にするのも忘れずに
「九十九餅」(10枚入り1404円)。1枚129円で2枚から購入可
「目白 志むら」の名物は、これまたふわっふわで口の中でとろける求肥のお餅「九十九餅(つくももち)」。香り豊かな栗きな粉をたっぷりまぶして食べると、ころころとした食感とほんのりとした塩気を感じられる、とら豆も練りこまれていて、やさしい味わい。 お土産に持ち帰ると、ほんとうにおいしい和菓子店の味をお家でもまた楽しめます。ぜひ、1階の販売店舗にも立ち寄ってくださいね。

目白 志むら
メジロシムラ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
森田奈央、撮影:彌永浩次
ごはん
の人気記事
の人気記事