![金沢・ひがし茶屋街「武右衛門」でしか味わえない!風味豊かな「加賀棒茶そば」](https://image.co-trip.jp/content/14renewal_images_l/275133/main_image.jpg)
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2018.07.29
金沢・ひがし茶屋街「武右衛門」でしか味わえない!風味豊かな「加賀棒茶そば」
金沢を代表する観光スポット、ひがし茶屋街。静かな裏路地に佇む「武右衛門」は、町家をリノベーションした空間で風味豊かな手打ちそばがいただける店。なかでも、試行錯誤の末に生まれたという「加賀棒茶そば」は、ここでしか味わえない看板メニューです。
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金沢の人気スポットひがし茶屋街。細い路地も趣たっぷり
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たなびく暖簾が格子戸に映える、フォトジェニックな外観
木虫籠(キムスコ)と呼ばれる細い格子が連なるひがし茶屋街。今でも芸妓の踊りや三味線などの演奏を楽しむ茶屋が集まる、情緒あるスポットです。 にぎわうメイン通りの手前から奥に延びる細い裏路地へ。ほどなく見えてくる白い暖簾がかかった町家が武右衛門です。 金沢駅からひがし茶屋街までは、車で約10分ほど。車以外に路線バスも走り、アクセスには困りません。
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文化人の住まいを改装。BGMにもこだわり
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かつて、ひがし屋街には、芸妓たちが通った銭湯がありました。武右衛門は、そのご主人の私邸だった建物。味のある柱や梁はそのまま吹き抜けにした開放感のある空間や、大きなガラス窓からいつでも眺められるようにした中庭など、茶屋街らしい粋を大切にしながらモダンに改装されています。 一人でも気軽に立ち寄れるカウンターがあるのもうれしいポイント。その奥で存在感を放つのは、ホブランドの真空管アンプをはじめとするオーディオです。今では手に入らない貴重なものだそうで、〝音〟目当てに訪れる人もいるとか。流れるジャズの響きも心地よく、時間を忘れてしまいそうです。
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広がる香りと甘みを楽しむ、オリジナルの「加賀棒茶そば」
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そばを打つのは、「東湯」主人の息子である道端さん。東京でいくつもの蕎麦店の立ち上げに関わり、帰郷してこの店をオープンしました。その際、オリジナルとして開発した変わりそば、「加賀棒茶そば」(880円)が今では名物になっています。 加賀棒茶は、加賀藩領で飲まれていたほうじ茶のこと。一般的なほうじ茶と比べ、芳ばしい香りが特徴です。金沢中の棒茶を取り寄せて試作を繰り返し、たどり着いたという加賀棒茶そば。パウダーにした棒茶を練り込んだ細打ちで、更科粉を使ってあえてそばの香りを抑えてあります。
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金沢の食材や食文化を体感できるメニューがずらり
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「まずは、塩で召し上がってください」。とのことなので、さっそく添えられた能登の粗塩でいただきます。鼻に抜けるほうじ茶の香りと、口の中に残る甘み。そばはのど越しで味わうと言いますが、加賀棒茶そばは噛んで楽しむのもアリ。香りと甘みをより感じられます。鰹100%のだしに、地元産のみりんや醤油を使ったかえしを合わせたそばつゆやわさびで味を変えて、好みの食べ方を見つけるのも楽しいですよ。 基本の味である「せいろ」(880円)には、奥能登産の蕎麦粉を使用。収穫量が少なく、味わえる店も少ないので、ぜひ試しておきたい一品です。ほかにも、奥能登でとれた地海苔を丼一面にトッピングした温かいそば「花巻」(1200円)や、金沢の郷土料理に見立てた「鴨治部煮せいろ」(1450)円など、故郷の素材と食文化を大切にしたメニューがそろっています。
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散策後のブランチもできる使い勝手の良さも魅力
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てんぷらもぜひ味わっていただきたいメニュー。海老天婦羅(300円)や野菜天婦羅(500円)もありますが、初めてなら天婦羅盛合わせ(800円)を。加賀野菜をはじめ季節の地元野菜や大ぶりのエビなど8種ほどの盛り合わせです。この日も、加賀太きゅうりや金時草、五郎島金時さつまいもといった加賀野菜のほか、ヤングコーンやなすなどボリューム満点。野菜本来の味やみずみずしさを感じられるのは、くせがない綿実油で揚げているからとのこと。素材を大切にする気持ちがここにも表れていました。 立地や空間、メニューにも金沢らしさがたっぷり。観光の方はもちろん、地元の方でもおもてなしの店として覚えておくといいのでは?16時までの営業なので、ブランチにもおすすめです。
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武右衛門
ブエモン
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