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2018.09.14
秋スイーツたっぷり♪ 京都祇園の京町家で、南フランス発の限定ショコラデセールを
夏の暑さもやわらぎ、秋のプランをあれこれ考える季節がやってきました。京都をめぐるのなら、ぜひ立ち寄りたいのが、この5月にオープンしたプロヴァンスの老舗パティスリー「ラ・メゾン・ジュヴォー 京都祇園店」です。秋のフルーツをたっぷり使ったスイーツを楽しみませんか?
祇園の風情が薫るしっとりとした街角にたたずむ京町家
格子窓やのれんが和情緒をかもし出す
京阪電鉄の祇園四条駅から北へ約5分、新橋通りに面してカフェがあります。格子のある町家が並ぶ花街の情緒にあふれた石畳の路です。運がよければ、舞妓さんがふらりと通りを歩く姿を見ることができるかもしれませんよ。
店内はプロヴァンスのパティスリーをイメージ
のれんをくぐり、引き戸をガラガラと開けると、ショーケースには色とりどりのケーキが輝いています。フルーツをメインにしたものの横には、ボンボンショコラがずらり。
ショコラ各種は200円台~とリーズナブル
3代にわたりフランスで70年以上の歴史を紡ぐ老舗ジュヴォーは、その2代目がチョコレートを得意としたことから、ショコラトリーとしても知られています。
和と洋の空間がとけあってひとつに
店の表は京都らしいたたずまい
通りに面した格子からは光が回り込み、ほのかに店内を照らしています。
店の奥には南欧風のパティオ
一方、うなぎの寝床に例えられる建物奥には、京町家につきものの坪庭。明るい陽射しが降り注ぐ、南仏をイメージした空間です。
思わず動画を撮りたくなるショコラティエのパフォーマンス
「ブール・ショコラ」(2160円・ドリンク付き)
さて、こちらの「ラ・メゾン・ジュヴォー」は、日本で東京、名古屋、京都の3店舗を展開していますが、祇園限定のプレミアムメニューがこちらの「ブール・ショコラ」。 まずは、ハートがくりぬかれたショコラボールが、シックなお皿に盛られて登場。そこに、パティシエ自らが、熱々のチョコレートをトローリとかけると・・・まるで卵からヒナがかえるように、中からバニラクリームとパイナップルのコンポートが出てきます。
チョコレートが溶けると中からフルーツのコンポートが
ショコラの濃厚さとフルーツ爽やかさが後味のよいデザートです。中身は季節によって変わるので、リピーターも楽しめます♪
お店の顔ともいえるメレンゲ菓子の「ロカイユ」
「生ロカイユ」(324円~)
おみやげには、名物メニューの「生ロカイユ」を。フランス語で「岩」を意味するゴツゴツとしたこの焼き菓子、実はメレンゲなのです。小さくって、ふわりと口の中で溶けていく・・・というはかないイメージがメレンゲにはつきものなので、この力強いルックスとのギャップが面白いところ。
ナッツが織り込まれ、中はトロリとした半生メレンゲ
手で割るとかなり硬いのですが、口に含むと最初はサクサク、そして次第にとろけていきます。この日は、プレーンと京都限定ほうじ茶フレーバーのものが用意されていました。 お店のある新橋通りは、祇園で最もフォトジェニックな風景が広がる巽橋から歩いてすぐ。着物さんぽの途中でフラリと立ち寄ってみてはいかがでしょう?
ラ・メゾン・ジュヴォー京都祇園店 ブティック&サロン
ラ・メゾン・ジュヴォー キョウトギオンテン ブティック アンド サロン
京都府 京都市東山区元吉町 71-5
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戸塚江里子 写真:小川康貴
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