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2018.10.28
1日数百個が売り切れる!もっちもちのベーグル専門店、水天宮前「OZO BAGEL」
本場仕込みのおいしいベーグルを求める人で行列ができる「OZO BAGLE(オーゾウ ベーグル)」。ニューヨークの超人気ベーグル店「Ess-a-bagel(エッサベーグル)」で修業した店主が作るベーグルは日本では珍しいずっしりしたハードタイプで、閉店時間前にすべて売れ切れてしまうほどの人気ぶり。クリームチーズなどさまざまな具を挟んだベーグルサンドがおすすめです。
行列ができるベーグル専門店
完売して閉店時間前に閉まることも多い
水天宮前駅を出て首都高速の高架下を通り、左手の路地へ。駅の1a出口から徒歩2分、黄色が目を引く象の看板が見えたら、そこがベーグル専門店「OZO BAGEL」です。 店内にはベーグルやスプレッドのショーケースとレジ。お客さんが数人入ればいっぱいという小さなお店で、本場仕込みのNYベーグルを販売しています。毎日400~700個ほどのベーグルを焼きますが、早い日はお昼過ぎに売り切れてしまうこともあるのだとか。
左からセサミ(270円)、ポピーシード(270円)、プレーン(238円)ほか
「OZO BAGEL」のベーグルはむちむちのハードタイプ。このおいしいベーグルは、オーナーがベーグルの本場ニューヨークの人気店「Ess-a-bagel」で修業をして身に着けたハンドロールによる伝統的な製法で作られています。 国産小麦と天然酵母を使用し、卵やバター、砂糖は不使用。生地を焼く前にゆでることで、独特のもっちり感が生まれます。
ベーグルを焼くオーナーの玲子さん(右)と未央さん
しかし数日かけて仕込むベーグルの製法はそれぞれのお店のトップシークレットで、そう簡単に教えてもらえるものではありません。 夫の転勤を機に住むことになったニューヨークでベーグルづくりを一から学ぶことができたのは「運がよかったとしか言えない」とは玲子さんの談。
スプレッドをたっぷりぬったベーグルサンド
スプレッドは驚くほどたっぷりと
食パンのようにバターを塗ったり、トーストしたり、サンドイッチにしたりと、ベーグルの楽しみ方はいろいろ。 そんななかでぜひいただきたいのが、ベーグルにスプレッドと呼ばれるクリームチーズをはじめさまざまな具を挟んだベーグルサンドです。
ロックスとも呼ばれる「スモークサーモン」のベーグルサンド(フルサイズ1080円)
おすすめは、ホイップしたクリームチーズをたっぷりぬった「スモークサーモン」のベーグルサンド。本場ニューヨークでは、「ベーグルといったらこれ!」というほどの超定番です。最近では全米オープンテニスで優勝した大坂選手の「ダブルベーグル」発言でも話題になりましたね。 クリーミーなチーズの濃厚な味と、うま味たっぷりのスモークサーモンに、もちもちのベーグル。ピクルスの酸味と食感が良いアクセントです。
「チキン 細ねぎクリームチーズ」(ハーフサイズ464円)と「ハムチーズサンド」(ハーフサイズ421円)
驚くほどのボリュームがギュギュっと詰め込まれている
ほかにも、たっぷりのハムやレタス、トマト、そしてクリームチーズの代わりにモッツァレラチーズを挟んだ野菜たっぷりの「ハムチーズサンド」や、たっぷりのチキンに細ネギクリームチーズを合わせた「チキン 細ねぎクリームチーズ」など、日によってさまざまなベーグルサンドがあります。 店内ではその場で好みのベーグルで作ってくれるフルサイズのベーグルサンドのほかに、既におすすめの組み合わせでサンドされたハーフサイズもあるので、気になる味を半分ずつ買って帰ることもできますよ。
スイーツ系ベーグルサンドやベーグル単体でお持ち帰りも
シナモンレーズンベーグル×アップルシナモンのスプレッド(ハーフサイズ421円)
スイーツ系のベーグルサンドも組み合わせはたくさん。オリジナルレシピで作られた甘いスプレッドと、ベリーやレーズンを練りこんだベーグルはもちろん、プレーンやホールウィートと合わせても楽しめます。 人気はシナモンレーズンベーグルに、アップルシナモンなどさらにシナモン系のスプレッドを挟んだもの。りんごがごろごろ入ったアップルシナモンスプレッドは甘すぎない味わいで、ボリュームあるベーグルもペロッと食べられてしまいます。
色とりどりのスプレッド。お持ち帰り用は60gと90gから選べる
おみやげにお持ち帰りするときは、ベーグルとスプレッドをそれぞれ別にオーダーするのがおすすめです。 スプレッドは要冷蔵ですが、ベーグルは冷蔵庫に入れると固くなってしまうので、別々に保存してベーグルをリベイク後にスプレッドを塗れば、購入から時間がたっていてもおいしく食べられます。 また、冷凍すれば3週間ほどは自然解凍しておいしく食べられるのだそう。大人買いしても安心ですね。
NYのように、食事パンとしてのベーグルを日本でも気軽に楽しんでほしいというオーナーの思いから生まれた「OZO BAGEL」。 本場の味とボリュームをぜひ味わってみてください。
OZO BAGEL
オーゾウ ベーグル
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榎田真奈(オフィス・ポストイット) 写真:永岡邦彦(オフィス・ポストイット)
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