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2019.01.03
東北のパワースポット・羽黒山へ“東の奥参り”と鶴岡めぐりの旅
雅な庄内文化の薫りが漂い、神秘的な山岳文化が今も息づく鶴岡の街。西の伊勢参りと並び、“東の奥参り”と言われる出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)には毎年多くの参拝客が訪れます。 今回は出羽三山の1つである羽黒山と、参拝後にめぐりたい鶴岡の街を紹介します。
旅の始まりは「きらきらうえつ号」の車窓から
東京から鶴岡へ行くには、東京駅から上越新幹線で新潟駅へ向かい、「きらきらうえつ号」に乗る列車の旅から始めましょう。 海岸線を走る「きらきらうえつ号」は、羽越本線「新潟駅~酒田駅」の区間を週末中心に運転している観光列車。車窓から日本海沿線の迫力ある風景を見るだけで、特別な旅の始まりを感じるはず。更に、列車内には売店やラウンジ、簡易展望スペースがあり、あっという間に今回の目的地「鶴岡駅」へ到着です。
「きらきらうえつ号」の詳細はこちらから
開山1400年を超えるスピリチュアルスポット
参道の両脇に特別天然記念物の大杉が585本並ぶ
鶴岡駅からバスに乗換え、「随神門」で下車。 「羽黒山」は出羽三山のなかで、現世の幸せを祈る山として多くの参拝客が訪れます。伊勢神宮、出羽三山を詣でることは西の伊勢参り、東の奥参りとも言われるのだそう。 美しい杉並木に囲まれた2446段の石段を登りながら、神秘的な空気に凛とした気持ちになり、心が整いそう。
石段の途中に見えてくるのは、国宝「羽黒山五重塔」。平安中期に平将門によって創建されたと伝えられています。静寂の中にたたずむ五重塔は、雪景色も美しく、これからの季節に訪れるのもおすすめです。
山頂に建つ「羽黒山三神合祭殿」は、月山・羽黒山・湯殿山の神を祀る社殿。出羽三山を参拝するのと同じご利益があると言われており、厚い茅葺き屋根が特徴的です。 ちなみに過去は「月山」、現在は「羽黒山」、未来は「湯殿山」に例えており、3つの山をめぐることを「生まれ変わりの旅」と呼んでいるそうですよ。
出羽三山神社(山頂)
出羽三山の山菜を使った精進料理に舌鼓
器を三日月に見立て、“月山”をイメージして作られているそう
羽黒山を参拝するなら、是非いただきたいのが山菜を使った精進料理です。 「羽黒山斎館」で提供される昆布・蕨で出汁を取った完全精進のお膳は3日前までの要予約。すりごまがたっぷり入った豆腐の上に甘いタレをかけて食べるごま豆腐など、素材の味を強く感じる手の込んだ食事がいただけます。
羽黒山斎館
ハグロサンサイカン
鶴岡シルクのお土産を手に入れよう
鶴岡といえば、シルクの街。鶴岡駅より車で20分の距離にある「松ヶ岡開墾場」敷地内にある「kibiso(キビソ)」では、蚕が繭を作る際に最初に吐き出す糸「きびそ」を使用したナチュラルな絹製品を販売しています。店内にはカラフルなストールやヘアアクセサリーなど、日常を豊かにしてくれる絹製品がいっぱい。 今回取材した「松ヶ岡開墾場」は現在冬季休場中(4月再開予定)ですが、kibisoの商品は鶴岡駅前のお土産ショップ「清川屋」でも販売中なので、お帰りの前に立ち寄ってみてくださいね。
「kibiso」ホームページはこちらから
スイデンテラスでお茶時間
庄内の景色が一望できるオープンテラスのある「スイデンテラス」でティータイムはいかがですか?館内の宿泊客以外も利用できる「FARMER’S DINING IRODORI 」で田園風景を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。
スイデンテラスの記事はこちらから
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
ショウナイホテル スイデンテラス
https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/
※カフェタイムは14:00~18:00
****** いかがでしたか? お天気とも相談しながら冬の澄んだ空の下、鶴岡の街めぐりをしてみてはいかがでしょうか。 ※年末年始の営業時間や休業日は、変更の場合があります。
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ことりっぷ編集部 情報提供:日本海きらきら羽越観光圏
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