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2018.11.16
ワインとともにデザートコースを。京都・梅小路の大人なスイーツレストラン「西洋茶屋 山本」
京都駅から徒歩約15分、鉄道博物館などがある梅小路界隈に佇むデザートコースとワインのお店。旬のフルーツ、京都らしい漬物やお茶など和素材を活かしたデザートコースを、ソムリエでもある店主セレクトのワインとともに楽しむことができる「Dessert & Wine 西洋茶屋 山本」をご紹介します。
新しい駅もいよいよ!注目のエリアにオープン
藍染めののれんが目印
京都駅から徒歩15分ほど、2019年春には開業予定の新しい駅JR梅小路京都西駅からすぐのところに「Dessert & Wine 西洋茶屋 山本」はあります。深緑の建物に藍染ののれんがかかっていて、一見スイーツのお店とは分からない知る人ぞ知るお店です。
シックでバーのような雰囲気
素朴な雰囲気の外観とは一転、大理石のカウンターやメタリックな壁の囲まれた店内。ホテルのバーを思わせる洗練された大人のムードが漂います。
小窓から光が差し込む個室
アーチのような入口が印象的な個室もあります。こちらは、カウンターとはイメージが異なり、温かみある内装で落ち着ける空間です。
パティシエの山本さん
店主の山本さんは、製菓の専門学校を卒業後、神戸のチョコレートの名店「L'AVENUE(ラヴニュー)」や、京都の人気フレンチ「MOTOI(モトイ)」、フランスのホテルなどで10年ほど経験を積んだのちお店をオープン。「日本らしい素材や、新鮮な素材も手に入りやすい。また、老舗や名店が多いのでお菓子作りの感性を磨くのにも魅力的」と京都を選んだそうです。
器にもこだわる和洋折衷のデザートコース
アミューズ サレ「塩味の小菓子」
メニューは「デザートコース」(2000円)1種類。旬の素材を取り入れた季節感を感じる全4皿で構成されていて、内容は月替わりです。 それでは、コースの一例を紹介します。アミューズは、ほんのりカレーが香る豆菓子ノワゼットや、ダイコンの漬物が入ったケーク・サレ、シュー生地でチーズを包んだグジェールなど塩味の小菓子3種類。日本庭園のイメージで漆器に盛りつけた美しいひと皿です。
アヴァンデセール「前菜のデザート」
2皿目は、みかんのコンフィと焙じ茶のソルベ。大地に花が咲くようなキュートなデザインになっています。香ばしい焙じ茶のソルベに、みかんの風味が爽やか。中には、カルダモンの実が忍ばせてあり、噛むと華やかな香りが口いっぱいに広がります。
グランデセール「季節のフルーツを使ったメインのデザート」
3皿目は、栗とカシスのモンブラン風や洋梨のコンポートと温製のババ・オ・ラムの2種類から選ぶメインのデザート。甘酸っぱい味のカシスシャーベットと相性の良いフランス産栗をセレクトしてつくるマロンクリームは濃厚な味わい。チョコレートやメレンゲと供に食感の違いや味のコンビネーションを楽しみながらいただきます。
ミニャルディーズ「お茶菓子」
最後は、開けると思わず笑顔になるような、蓋つき漆器に入ったいろいろな焼菓子です。フランスの伝統製法でつくるカヌレや、バターの香り高いフィナンシェは、外はカリッ、中はしっとりとした食感にこだわり毎日焼き上げています。また、グリーンのマカロンは玉露や柚子、山椒など和スパイスのジンが香るホワイトチョコレートクリームをサンド。ほかにも、シャンパンのメレンゲやしっとりベイクドショコラなど、個性的な焼き菓子に目移りしてしまいます。 「ひと皿ごとに趣向の違うコースデザートをゆったりと味わえるように」とコースに合わせてワインも季節替わりのラインナップになっています。また、ソムリエでもある山本さんに好みに合う一杯をセレクトしてもらうのもおすすめ。おいしいデザートとワインで大人の時間を過ごすことができますよ。
Dessert & Wine西洋茶屋 山本
デザート アンド ワイン セイヨウヂャヤ ヤマモト
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中尾若菜 写真:マツダナオキ
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