
588
2019.02.17
アートのようなとっておきの “和”文具や雑貨に出会える・京都「HIRAETH」
京都の老舗文具メーカーによる「cozyca products(コジカプロダクツ)」は、世代を超えて親しまれる懐かしいアーティストや、若手デザイナーの作品をモチーフにした文具ブランド。そして、そのフラッグシップショップ「HIRAETH(ヒライス)」が、河原町丸太町の交差点から南へすぐにあります。店内には、色鮮やかで優しいデザインのレターセットや小物があり、訪れるだけでも幸せな気分になれるお店ですよ。

物語のなかに登場するようなかわいらしいお店

おしゃれな外観に思わず足を止めてしまいそう
京阪神宮丸太町駅から徒歩約5分。水色のアーチが目じるし、アンティーク調の乙女ごころくすぐる建物が「ヒライス」です。

個性豊かなアーティストの文具がそろう
店内は、古木の風合いを活かしたナチュラルで暖かい雰囲気。それぞれの世界をもつストーリー感じる文具が、棚やテーブルいっぱいにディスプレイされています。ギャラリー感覚でゆっくりと眺めるのも楽しいですよ。

和文具メーカーの新しいブランド「コジカプロダクツ」

小田村さん、高倉さん
「コジカプロダクツ」のアートディレクター・高倉さん。美術を学び、ロンドンのアニメーションスタジオや和紙メーカーなどを経験したのち、昭和8(1933)年から続く老舗和文具メーカー「表現社」へ入社しました。商品に関わるうちに、「和とは、日本らしい古くからのものに加え、これから育つ新しいもの」と考えるようになり、懐かしいものを大切に守りながら、今頑張る作家を応援したいとの思いのもと、「コジカプロダクツ」を設立。作家作品をモチーフに、和文具メーカーの技術や素材を活かした、コラボアイテムを制作しています。 その後、テキスタイルデザインなどにも詳しい小田村さんも加わり、女性らしい感性を活かしたポーチや布小物などのアイテムが生まれました。

和文具専門店ならではの技と作家作品とのコラボレート

「バースデーカード(レオ・レオニ/スイミー )」(540円)
ウェールズ語で「望郷」を意味し、「じぶんのルーツを大切に」という思いを込め「ヒライス」と名付けられた、自社販売店でそろうアイテムを見てみましょう。 絵本作家でイラストレーターのレオ・レオニ作品をモチーフにしたシリーズ。バースデーカードには、レースのように繊細なレーザーカットで、絵本「スイミー」のハイライトシーンが描かれています。ほかにも、一筆箋やポストカードなどがありますよ。

「のし袋(Subikiawa.)」(864円)
Subikiawa.(スビキアワ)さんは、ビビッドな色使いが特徴のグラス作品で注目を集める人気作家で、「ヒライス」で個展を開いた際にもたくさんの人が訪れたそう。ポップで楽しいのし袋は、特別な日のお祝いにぴったりです。

「レターセット(西叔)」(432円~)
広告や書類の装丁などを手がける作家、西叔(ニシシュク)さん。優しい色柄のレターセットは、幅広い世代に人気があります。種類豊富なレターセットのほか、透かし和紙で表現したイラストのシルエットが美しい、ラッピング袋やぽち袋もあるのでぜひ探してみて。

布川愛子さんによるメラミン樹脂の食器「お皿」( 1620円)、「コップ」(1296円)
文具のほか、雑貨や小物にも注目したいところ。 いちまいのアートのようなお皿は、広告やステーショナリー、雑誌、絵本など幅広い分野で活躍する作家布川愛子さんのアイテム。飾れば空間に彩りを添えてくれますよ。 まだまだ、多くのアーティストとのコラボアイテムがあり、さらに2Fのギャラリーでは、個展やワークショップも企画中なのだそう。 物語を感じるノスタルジックな雑貨に会える「ヒライス」へ出かけてみませんか?

cozyca products shop HIRAETH
コジカ プロダクツ ショップ ヒライス
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
中尾若菜 写真:マツダナオキ
雑貨
の人気記事
の人気記事