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2019.05.19
人気カフェでおいしいコーヒーの淹れ方をレッスン♪ 三軒茶屋「Cafe Obscura」
「Cafe Obscura(カフェ オブスキュラ)」は、世界各地の農園に訪れて仕入れたコーヒー豆を三軒茶屋の太子堂にある焙煎所で自家焙煎し、サイフォンで一杯ずつ淹れるお店。定期的に行っているワークショップではおいしいコーヒーの淹れ方を習うことができますよ。毎日のコーヒータイムをもっと上質なものにしませんか?
三軒茶屋に3店舗と焙煎所を構えるコーヒー店
天気のよい日はお店の外のベンチやテラス席も気持ちがいい
「Cafe Obscura」は三軒茶屋駅から歩いて5分ほど。商店街から少し入った静かな場所にあります。 地域の人々の生活に寄り添ったコーヒーショップとして、今年でオープン10年目。カフェ、テイクアウト専門の店、コーヒー豆や器具を販売する店の3店舗と焙煎所を三軒茶屋に構え、「Obscura」のコーヒーを日常的に楽しむお客さんが多く通っています。
カフェの本棚には写真関係の本が並び、手に取って眺めることもできる
コーヒー豆は中米やアフリカの農園に年5〜6回足を運び、直接買い付け。農園とはパートナーとして意見を交換し、より良い豆の提供を目指しているのだそう。地域ごとに異なる豆の個性を生かして焙煎し、香りを十分に楽しめるように鮮度を大切にしています。
豆の風味がクリアにわかるサイフォンコーヒー
お店手づくりの「チーズケーキ」(470円)と果実味を感じる「ブレンド(フルーツ)」(550円)
メニューはエチオピアやコスタリカなど各国の「シングルオリジンコーヒー」(650円)が7種類、「ブレンド」が3種類など。こぽこぽとコーヒーが抽出される様子を眺めるのも楽しいサイフォンで淹れられ、じっくりと引き出された豆の風味がクリアにわかります。 おすすめの「ブレンド(フルーツ)」は、コーヒー豆が果実であることを実感できるフレッシュな味わい。湯せん焼きで蒸し焼きにしたしっとり食感の「チーズケーキ」といただくと、そのさわやかさがケーキのおだやかな甘みの中にあるレモンの酸味とよく合います。
初心者も気軽に参加できるワークショップ
おいしいコーヒーをハンドドリップで淹れる場合
ワークショップは毎月第1・3土曜に開催しています。おいしいコーヒーやアイスコーヒーの淹れ方、豆の産地、抽出器具による味を違いなどのテーマを設定し、時間は90分、参加費は1500円。少人数制で実践型なので楽しく、習ったことが身につきやすいと好評です。 この機会をお借りして、人気の「おいしいコーヒーの淹れ方 初級編」の内容を少し教えていただきました。 【用意するもの】 ・ケトル ・お湯 ・中挽きのコーヒー豆15g ・ドリッパー ・サーバーのビーカー ・ペーパーフィルター ドリッパーは円すい形のものがお湯が均等に流れて雑味が出にくく、おすすめだそうです。
ペーパーフィルターをドリッパーに密着させ、抽出が不安定にならないようにするのもコツ
【淹れ方】 1:沸騰したお湯(98℃)をそのまま使うと苦みが出るので、ケトルに移しかえ、適温(90℃)に下げる 2:ドリッパーにコーヒー豆を入れ、軽くたたいてならしたら、お湯を全体にまんべんなく注いで30秒蒸らす
鮮度のよい豆を使うことが大切。表面がむくむくと膨らむのは新鮮なしるし
3:真ん中から外側に向けて、のの字を描くようにお湯を注ぐ。あふれそうになったら注ぐのをやめ、2/3くらいになったら注ぐを繰り返す 4:ビーカーに200cc溜まったら、ドリッパーにお湯が残っていても雑味の原因になるので、ドリッパーを外す 抽出時間の目安は、2〜3分です。また、抽出前にお湯でビーカーを温めておくとコーヒーが冷めにくくなります。 ワークショップでは実際に自分で3〜4回淹れ、抽出時間によって変わるコーヒーの味を覚えます。その味を基準として抽出時間を守れば、だれでもおいしく淹れられるようになるそうですよ。参加はお店のサイトで毎月1日から予約受付。気軽にお出かけくださいね。
Cafe Obscura
カフェオブスキュラ
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森田奈央 撮影:彌永浩次
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