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2019.07.07
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【兵庫編】〜「黒いおむすび」と「七夕素麺スープ」〜
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第29回は兵庫県。「黒いおむすび」と「七夕素麺スープ」です。本日は7月7日。食卓を星空に見立て、七夕ムードに演出してみませんか?
黒豆&黒米を使った「黒いおむすび」

日本を代表する黒豆で、兵庫県丹波地方発の「丹波黒」。今や西日本の黒豆の主流となり、県外でも多く生産されています。 味が濃く、旨味ある黒豆の煮豆をもち米と一緒に炊き込んでおむすびに。ごはん全体に行き渡った煮豆の甘さとお塩が好バランスのひと品です。枝豆のグリーン、添えた青もみじが星のように見え、七夕の日のテーブルに彩りを添えます。 【材料】(2人分) ・米…2/3合 ・もち米…1/3合 ・黒米…小さじ1 ・黒煮豆…120g ★水…1.1カップ ★みりん…小さじ1/2 ・塩…小さじ1/4 ・枝豆…適量

【作り方】 1:枝豆は茹でて、さやから出しておく。米ともち米を合わせて研いで、黒豆、黒米、★を全て入れる 2:全体に塩を回し入れたら、炊飯器で通常モードで炊く 3:炊きあがったご飯に1の枝豆を混ぜ込み、俵形に握る (ごはんさんより) 「黒米がない場合は、雑穀米と一緒に炊き込んでも美味しく作れます。握るときは塩の量をやや多めにするのがおすすめです」。
三色素麺が天の川のよう「七夕素麺スープ」

播磨地方の小麦、揖保川のきれいな水、赤穂の塩を使って作られる、兵庫県の素麺。つるりとした喉越しと歯ごたえが心地よく、夏の暑い時期でも食が進みます。 スープで空を、3色ひやむぎで天の川を、オクラで星をイメージ、七夕の日に作るのにふさわしいひと品に。最後にぶぶあられを浮かべたら、簡単七夕スープのできあがりです。 【材料】(2人分) ・3色素麺(またはひやむぎ)…適量 ・オクラ…2本 ★水…400cc ★白だし…大さじ1 ★薄口醤油…小さじ1 ・塩…適量 ・葛粉…小さじ1 ・ぶぶあられ…適量(お好みで)

【作り方】 1:オクラはゆでて小口切りにする。素麺は3色をそれぞれ2〜3本ずつとってひと束にして、端を糸で縛る 2:規定の時間、素麺をゆで冷水にさらす 3:粗熱が取れたら水の中で、固結びの要領で結び目を作り、適当な長さで端を切る 4:鍋に★を入れて火にかける。沸騰したら水(分量外)で溶いた葛粉を入れ、汁が透明になったら火を止めて塩で味を整える 5:お椀に素麺を彩りよく盛りつけ、汁を注いでオクラやあられを散らす (ごはんさんより) 「糸で縛った素麺を湯に入れるときは、大きく揺さぶる様にして麺同士がくっつかないようにするのがポイントです。茹で上がったらすぐに氷水にとり、結んだら麺がのびないうちにすぐ水から引き上げてくださいね」
【レシピを教えてもらったのは…】 料理家・ごはんさん WEBや書籍でレシピ監修も行うなど、現在、料理家として活躍中。和洋中とジャンルを問わない幅広いレシピ提案のほか、アジアでの留学経験を活かした本場仕込みのエスニック料理も得意。
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ことりっぷ編集部 写真/片岡 祥
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