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2019.08.02
ハーフサイズでオーダーできるから、ひとりごはんにも!仙台•定禅寺通の和食の店「こうめ」
仙台市中心部の喧噪から離れた、定禅寺通の小さなビルの2階。木のぬくもりあふれる店内は、ていねいにとっただしで素材の旨みを引き出した料理をつまみにお酒を楽しむ客で賑わっています。女性ひとりで気軽に立ち寄って、居心地よく過ごせる和食店「こうめ」を紹介します。

ケヤキ並木の定禅寺通にある隠れ家店
地下鉄勾当台公園駅から徒歩8分。杜の都のシンボルロード・定禅寺通のビルの2F奥に「こうめ」はあります。 白を基調に、木の風合いを活かした明るい内装。店内は、店主の佐々木宗治さん、紗矢香さんご夫婦が2人で手づくりしたもの。南三陸杉の一枚板を使った木のぬくもりあふれるカウンターに座り心地がよいイス、その後ろには料理やインテリアなどの雑誌も並び、ひとりで来てもくつろげる雰囲気です。
樹齢150年の南三陸杉を使ったカウンター。奥にテーブル席が2席

素材の旨みを引き立てる一番だしのチカラ
いつも2〜3品付く評判のお通し。この日は冷製茶碗蒸しと宮城サーモンの南蛮漬け
20代の頃から仕事帰りにお店にひとりで立ち寄って、お酒を飲むのが好きだったという紗矢香さん。「女性が一人で来られて、緊張しないでゆっくりできるお店」をつくりたいと、2016年に夫婦2人で「こうめ」をオープンしました。 和食の料理人として13年のキャリアを持つ紗矢香さんの料理は、「だし」が決め手。真昆布と鰹節、水でていねいにとった一番だしだけを使い、調味料は最低限に。雑味のないだしが、選び抜かれた野菜や卵、肉など素材から出る旨みを、引き立てています。 この日のお通しは冷製茶碗蒸し。平飼い卵をつかった卵に、たっぷりのだしと少々の薄口醤油を加えた茶碗蒸しは、とろりとなめらかで、上品な味わいです。

料理はハーフサイズでもオーダーできます
「大崎市のどどいちのリコッタチーズと生ハム、季節のくだものサラダ」(ハーフ600円)
旬の食材を使った和食や洋食メニューが60種ほど。仙台市秋保の無農薬野菜、ミヤギシロメ100%の兎豆屋の豆腐など、こだわり食材についても手書きで書かれており、メニュー表を見るのも、楽しみのひとつです。 人気メニューのひとつ、「大崎市のどどいちのリコッタチーズと生ハム、季節のくだものサラダ」。農家直送のフレッシュ野菜に放牧でのびのび育った牛のミルクを使ったリコッタチーズと生ハム、季節のフルーツにたまねぎベースの自家製ドレッシングを軽くかけた一品。チーズのほどよい酸味やフルーツの甘みが複雑にからみあい野菜をおいしくいただけます。
「ポテトのミートソースグラタン」(ハーフ650円)
「ポテトのミートソースグラタン」は、北あかりのマッシュポテトにミートソースとトマト、その上にチーズをかけたグラタンで、軽快な赤ワインとの相性も絶妙です。

「だしまきたまご 三陸あみえびと青のりチーズ」(702円)
「だしまきたまご 三陸あみえびと青のりチーズ」も平飼い卵を使用。ほおばると、あみえびと青のり、だしの旨みがジュワと広がります。
「Fattoria AL FIORE」(グラスワイン800円~)
お酒は、料理にあわせたワインや日本酒などがそろいます。宮城や東北のあまり出回っていない銘柄も、グラス(700円〜)で楽しめるのが魅力。宮城県川崎町の話題のワイナリー「Fattoria AL FIORE」のヴァンナチュールも常時3〜4種類ストックしているそう。 また、アルコールが苦手な人には、オーガニックソーダや、山形の農園産のりんごジュースなどドリンクがおすすめです。 料理は、ハーフ対応もしてくれます。ひとりでもいろいろ食べることができて、心地よく過ごせる「こうめ」を訪れてみませんか?

こうめ
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