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2016.02.22
紡ぎ車を回して毛糸を作ろう!自分だけの毛糸やフェルトが作れるお店、吉祥寺「アナンダ」
※こちらの記事は2016年2月22日に公開されたものです。 世界中から集められた羊毛や獣毛に触れることができる「アナンダ吉祥寺店」。 こちらのお店では、原毛の購入はもちろん、糸紡ぎやフェルト作りなども体験できます。童話の世界に登場するような伝統的な紡ぎ車で「毛糸」から手作りしてみませんか?
世界中の牧場から直接買い付けた丸々一頭分の羊の毛

吉祥寺駅から徒歩7分。中央線沿いを新宿方向に進んだ高架下に「アナンダ」はあります。店内にはカラフルに染められた原毛や、たくさんの羊毛、獣毛が壁一面を飾っています。

羊毛は100g600円前後
写真の袋ひとつでなんと羊一頭分からとれる量だとか。ニュージーランドやイギリスの牧場に直接スタッフが出向いて仕入れているそう。羊毛にもたくさんの品種があり、それぞれ色合いも手触りもまったく違うんですよ。羊以外では、ヤク、アルパカ、キャメル、カシミアなどの獣毛も扱っています。
ふとん綿状の「ロール」から生まれる作品たち

こちらは、カラー羊毛をシート状にした「ロール」と呼ばれる状態。約2メートル四方の大きさで綿菓子のようにふわふわです。 紡いで毛糸にしたり、薄く剥いでぬいぐるみやかばんを作ったり、一枚全部をフェルト化させて大きなマットにしたりと様々な用途で使えます。

羊毛から生まれた様々な作品たち

大きな絵を描くように自由にデザインできる巨大フェルトマット
紡ぎ、織り、フェルト、染め。羊毛の全てが学べる

店内にはどうやって使うのか想像もつかないような道具がたくさん。これらの道具は購入も可能
糸紡ぎの講習会は予約制で毎日行っており、道具の使い方や材料の性質についてレクチャーしてくれます。「糸紡ぎ」のほか、「織り」「フェルト」「染め」などのコースがあり、講習料は1枠2時間で2,380円(材料費別)。5枠分の回数券は1万800円です。

ブレンディングボードは、色々な繊維を混ぜて梳かすための道具。パレットの上で絵の具を混ぜるように、繊維を何層かに重ねます。こうして混ぜ合わせた繊維をはがして紡ぐと毛糸になります。

紡ぎ車は、足踏みして回転させることで、繊維によりをかけて毛糸を作る道具。羊毛に溜まったよりを手で引っ張って伸ばし、ボビンへと送り込みます。初めての人でも、6〜8時間くらいの講習を受ければ感覚がつかめるそうですよ。 ふわふわの繊維が自分の手先で1本の毛糸になっていくのはちょっとした感動です。 自分だけの毛糸からデザインができるなんて、なにを作ろうか夢が広がりますね。 ハンドメイドが好きな方はぜひ体験してみてくださいね。

アナンダ吉祥寺店
アナンダキチジョウジテン
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宇都宮薫 撮影:彌永浩次
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