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2016.03.18
おいしいかき氷に出会う街・奈良―絶品かき氷店3選と、氷のお祭り「ひむろしらゆき祭」
ここ数年“かき氷のまち”として注目されている奈良。市内には、かき氷専門店や通年メニューでかき氷を置く店もあります。また、平城京の時代から氷を尊ぶ神を祀る氷室神社があり、3年前からかき氷のお祭り「ひむろしらゆき祭」を開催していることも、その印象を強めています。 今回は、奈良の街で食べられるおすすめのかき氷店3軒と、「ひむろしらゆき祭」についてご紹介していきます。
口どけにうっとり。エスプーマ氷の「ほうせき箱」
「ミルクエスプーマのなら琥珀パールミルク氷」(750円)
かき氷が食べられる店が多い奈良市内。一軒目にご紹介するのは「こおりとお茶のお店 ほうせき箱」です。オンシーズンはもちろん、休日は行列が絶えないこのかき氷専門店は、近鉄奈良駅からすぐのもちいどのセンター街にあります。 時間をかけて凍らせる透明度が高い純氷を使い、細やかでほわほわ、口の中でスッと溶けるかき氷に仕上げています。中でも、ミルクをムース状にしたエスプーマシロップがけのエスプーマ氷が、やわらかな口あたりで好評です。
まさに職人技。口溶け良い氷が人気の「おちゃのこ」
「ほうじ茶ラテ氷」(411円)
近鉄奈良駅からすぐの小西さくら通り商店街にあるコトモール1階。オーナーが選ぶ国産茶や台湾茶が飲めるお茶専門店「おちゃのこ」では、スイーツも多数用意しています。 中でも人気の通年メニューが、かき氷です。緑豆をミルキーに仕上げた若草氷、クリームブリュレをイメージした氷といった限定の味も、リピーターが通う理由の一つです。
プルンとしたわらび餅も味わえる和のかき氷「千壽茶寮」
「千壽金時」(864円)
3代続く「菓匠 千壽庵吉宗(かしょうせんじゅあんよしむね)」。奈良総本店を含む4店舗の中で唯一茶寮のあるお店が、登美ヶ丘二丁目バス停からすぐにある「学園登美ヶ丘店」です。 看板メニューは、5~9月限定のかき氷。中でも、千壽金時が人気です。純氷を、きめ細やかなシャリふわ氷に仕立て、代表銘菓であるわらび餅とともに、あんこをたっぷりかけた和氷は、後を引く味わいです。
今年も氷室神社でかき氷のお祭りが開催されます
奈良でかき氷が食べられる店が多いのは、氷の神様を祀る奈良時代からの神社があるためです。 近鉄奈良駅から徒歩15分で着く「氷室神社」。吉城川上流の春日野に造られた氷の貯蔵庫・氷室に、氷の神を祀ったのが始まりといわれています。 この、氷とゆかりの深い神社で開催されているのが、かき氷のお祭り「ひむろしらゆき祭」です。
昨年、1万人以上が訪れた「ひむろしらゆき祭」は、かき氷を奉納したい人々の神賑行事として始まり、ボランティアの実行委員会が運営。氷のまち奈良を発信しています。 今年は、5月7日(土)と8日(日)に開催されます。両日とも9時から神事・献氷・ 献茶が行われ、10時から拝殿周りで他府県から出店する日替わり6店舗のかき氷が前売りチケット制で食べられます。また、駐車場では奈良県内から出店する日替わり5店舗のかき氷が販売されます。 初めての試みとしては、7日(土)に、「聞いてみたいかき氷のこと」をテーマに、かき氷サミットを行い、有名かき氷店主の話が聞けます。なお、サミットと、日替わりで出店する6店舗のかき氷については、混雑緩和のためにWEBで各日のチケットが前売りされます。
* * * * * 何度訪れても素敵な奈良。世界遺産や鹿に出会えるだけでなく、歴史を背景にした、これらのひんやりスイーツも味わえます。かき氷を食べることをお目当てにしてみるのも楽しい旅となりそうです。 歴史に触れながら、かき氷を食べ歩きに奈良を訪れてみませんか。
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土井淑子
「知れば知るほど奈良はおもしろい」 観光キャンペーン
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