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2020.04.08
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【徳島編】〜「すだちのおむすび」と「そば米のリゾットスープ」〜
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第41回目は徳島県。涼やかな香りが食欲をそそる「すだちのおむすび」と〝そば米〟を使った珍しい郷土料理をアレンジしたリゾットスープです。
初夏が似合う爽やかな「すだちのおむすび」

数滴垂らすだけで、ふわりと爽やかな香りが駆け抜ける「すだち」をおにぎりの主役に。徳島県の名産で、生産量も日本一を誇ります。果汁だけでなく皮を小さく刻んでごはんに混ぜ込んで風味をアップしました。生ハムで包むと、おつまみにもぴったりのひと品に。 【材料】(2人分) ・ごはん…お茶碗軽く2膳分 ・すだち…1個 ・生ハム…6枚 ・クリームチーズ…1個 ・乾燥パセリ…小さじ1/2 ・塩こしょう…少々

【作り方】 1:すだちを半分に切り、片方は2mm幅の半月切りにする 2:炊き立てのごはんをボウルに入れて、1のすだち(残り半分)の果汁を絞る 3:1cm角に切ったクリームチーズ、乾燥パセリを混ぜ合わせ、塩こしょうで味を整える 4:ごはんを丸く握り、生ハムで包んで、1のスライスしたすだちを上に飾る (ごはんさんより) 「すだちは、房に対して横に切るのがポイントです!また、絞るときは断面を上に向けて縛ると種も落ちにくく、果汁や香りを余すことなく絞れます」
プチプチ食感が楽しい「そば米のリゾットスープ」

そばの実をそのまま塩茹でして皮をむき、乾燥させたそば米。そば粉ではなくそば米を使った全国的にも珍しい郷土料理として、和風出汁と一緒に煮たそば米汁が有名です。 今回は和風ではなく、コンソメベースにアレンジ。ヘルシーなのにミネラルやタンパク質が豊富なそば米は、独特の弾力がありプチプチっとした食感が楽しいのも魅力です。 【材料】(2人分) ・そば米…20g ・玉ねぎ…1/4個 ・カブ…1/2個 ・カブの葉…3本 ・人参…40g ・オリーブオイル…大さじ1/2 ・にんにく…1/3カケ ★白ワイン…大さじ1 ★水…400cc ★コンソメ(顆粒タイプ)…小さじ1 ・塩こしょう…少々 ・粉チーズ…適量

【作り方】 1:そば米は洗い、ざるにあげておく 2:玉ねぎ、にんじん、カブ、カブの葉は5mm角に切る。にんにくはみじん切りにする。 3:鍋にオリーブオイルとにんにくを鍋に入れて弱火で熱し、香りが立ったら2の野菜を入れて炒める 4:そば米と★を入れて蓋をし、弱火で約15分煮込む。途中、アクが出てきたらすくう。最後にオリーブオイルを垂らし、塩こしょうで味を整える (ごはんさんより) 「そば米を煮込むと自然なとろみが出るので、食べ応えのあるスープに仕上がります。香りが豊かになるので、食べる直前にオリーブオイルを垂らすのがポイントです。雑穀やトマトを入れても美味しいですよ」

【レシピを教えてもらったのは…】 料理家・ごはんさん WEBや書籍でレシピ監修も行うなど、現在、料理家として活躍中。和洋中とジャンルを問わない幅広いレシピ提案のほか、アジアでの留学経験を活かした本場仕込みのエスニック料理も得意。
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ことりっぷ編集部 写真/片岡 祥
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