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2021.04.26
古都鎌倉で見つけた、こだわりのアンティークショップ4選
寺社めぐりや食べ歩きのイメージが強い鎌倉。しかし、ひとたび中心街を抜けるとオシャレなアンティークショップが豊富に点在しています。年代物はもちろん、独特なセンスを持った店主たちがこだわって日本やヨーロッパなどから集めた家具や雑貨は、心ときめくものばかり。古き良き鎌倉で、一生大切にしたくなるお気に入りを見つけませんか?
“昭和の暮らし”が集まる古道具雑貨店「Still Life」
ほっとなごむ、レトロで多彩な日用品が並ぶ
鎌倉駅から海に向かう途中の、大町エリアにある古道具雑貨店「Still Life」。“静物画”という意味を持つ店名のように、多彩な雑貨が1枚の絵の如く整然と並びます。食器、おもちゃといった小物をはじめ、元号がいくつ変わっても色褪せない大正・昭和の暮らしの道具が、かわいらしく陳列されています。
ペンキ塗りの小洒落た看板がお出迎え
取り扱っているのは日本製がほとんどですが、海から渡ってきたものもチラホラ。自分へのご褒美に、あの人へのプレゼントに、静物画の中に入り込んだ気分で、長く使える日用品をのんびり探してみませんか?
Still Life
スティルライフ
創業27年の老舗ショップ「アンティーク・ユー」
和洋新旧どんな空間にもなじむ照明がずらり
骨董好きの店主が選んだ、1900〜1950年代の小道具や食器が並ぶ「アンティーク・ユー」。由比ヶ浜通り商店街にある、創業27年のアンティークショップです。照明、時計、食器、家具など、和骨董を中心とした品ぞろえ。モダンで普遍的なデザインが多く、お部屋のアクセントになる逸品に出会えます。
絵柄が個性的なビンテージのお猪口は、700円から手に入る
こちらのお店の魅力のひとつは、個性的なインテリアがリーズナブルな値段で購入できること。ヨーロッパの陶器やガラス器といった古道具、日本の着物など、その国で受け継がれてきた伝統的なものが集まっています。「古道具」と書かれた看板と、大きなやかんが目印です!
アンティーク・ユー
異国情緒あふれる「FLORAL Antiques and Contemporary Crafts」
ショップ内へ靴を脱いであがるスタイルにも、店主のこだわりが感じられる
「FLORAL Antiques and Contemporary Crafts」は2013年にオープンした、英国アンティーク中心のお店です。鶴岡八幡宮近くの閑静な住宅街にひっそりと佇み、きちんと手入れされた庭を通って中へ入ると、まるでイギリスの民家に迷い込んだよう! オシャレでステキな空間に、顔も心もほころぶでしょう。
女性オーナーがセレクトしたエレガントな品々が並ぶ
オーナーが品々を集める際、基準にしているのは「丁寧な手仕事によって作られたもの」。年季を感じる食器やファブリックも、大切に使い込まれているのがわかります。イギリスのアンティークがメインですが、なかなか手に入りにくいアジア・中東各国からの逸品も。日々の暮らしを豊かにしてくれます。
FLORAL Antiques and Contemporary Crafts
フローラル アンティークスアンドコンテンポラリークラフツ
明治時代に建てられた古民家で営む「R antiques」
すぐ目の前を江ノ電が走る、抜群のロケーション
店名のRは「Revolution」「Relax」「Recycle」の頭文字。大量生産、大量消費社会を見直し、循環型社会を目指していきたいという店主の想いが込められています。アンティーク雑貨の販売を通して、古くから伝わるものを大切にかっこよく使う生活スタイルを提案しているのです。
上野焼きの煎茶器セット5000円。大きめの器は湯冷まし
お店自体、明治時代に建てられた古民家で、素朴で味わい深い家具や器の中には戦前のものが数多くあります。古道具、骨董品、古美術品の買取も行なっているので、大切な雑貨の新しい持ち主を探している方はぜひ問い合わせてみては?
R antiques
アール アンティーク
*** 今回ご紹介した内容は、2021年4月にアップデートした「ことりっぷ 鎌倉 江ノ電」に掲載中です。より実用的・よりかわいい・より便利な一冊に生まれ変わったことりっぷをぜひ手に取ってみて下さいね
【ことりっぷ 鎌倉 江ノ電】
鎌倉旅の醍醐味である社寺めぐりをはじめ、春は花、秋は紅葉めぐりを楽しんで。江ノ電にゆられ、江ノ島さんぽや沿線のカフェに立ち寄る小さな旅もおすすめです。
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ナガシマエミ 撮影:榊水麗
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