【茨城県東茨城郡】広い海と鳥居が神秘的「大洗磯前神社」

江戸初期の建築様式を伝える社殿が茨城県指定文化財の「大洗磯前神社」。御祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）と少彦名命（すくなひこなのみこと）で、医薬の祖神、福徳の神、縁結の神として信仰されている神社です。 太平洋の岩の上の「神磯の鳥居」は、毎年元旦に、神職が神磯に降りたって初日の出を奉拝する神聖な場所。視界いっぱいに広がる青い海と鳥居の眺望は美しく、厳かで神秘的なひとときが過ごせます。

【山梨県南都留郡】天空の鳥居が美しい「河口浅間神社」

864年に起こった富士山の噴火をきっかけに建立され、富士山とともに世界文化遺産に登録されている「河口浅間神社」。富士山の神である浅間大神（あさまおおかみ）と木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）を祀っています。 境内の「天空の鳥居」は、富士山を高台から敬拝できるよう山林を整備して鳥居を立てた遥拝所。手水舎から歩いて20～30分ほど歩いた場所にあるので、ぜひ合わせて訪れましょう。

【広島県廿日市市】日本三景＆世界遺産の海に建つ「嚴島神社」

松島や天橋立と並ぶ日本三景のひとつで、世界遺産でもある「宮島」。島全体が信仰の対象だったことから、陸地ではなく浅瀬の砂浜に建てられました。社殿は平清盛が寝殿造を取り入れて現在の形に造営したもの。建物はほとんどが国宝や重要文化財です。 荘厳な社殿と並んで有名なのが、海の中に建つ大鳥居。干潮時には真下まで歩いて行くことができます。潮の満ち引きで風景や体験が一変するので、調べてから訪れるのがおすすめ。

【京都府京都市】朱塗りの鳥居が並ぶ「伏見稲荷大社」

全国で約3万社と、日本でいちばん多い神社“お稲荷さん”の総本宮である「伏見稲荷大社」。もともとの願いだった五穀豊穣に加え、商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達などの神様として篤く信仰され、初詣の参拝客数は全国でも指折りの多さです。 朱塗りの鳥居がずらりと並ぶ「千本鳥居」（写真）で有名なこちら。稲荷大神様が鎮座する稲荷山西麓に広がる境内全体で、1万本以上の鳥居が参道の各所に並んで建っています。

いかがでしたか？ 今回は、過去に「ことりっぷweb」で紹介した中から、鳥居が美しい全国の神社をまとめてご紹介しました。最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。