78
2021.06.26
アートなローケーキで北欧カフェ気分/名古屋「カフィノルドゥル」
ガラスの欠片のような美しいスイーツに、フルーティなスペシャリティコーヒー。今回ご紹介するお店は、北極圏に近い島国、アイスランドをはじめとする北欧の食をテーマにしたカフェです。ヴィーガンフードやアイスランドの名物であるラム肉を使った料理などもあり、名古屋の街中にあるお店ですが、北欧のライフスタイルを身近に感じることができる場所となっています。
SAKUMACHI商店街の一角にあるお店
自然の営みを大切にしながら暮らす北欧のスローなライフスタイルを身近に楽しんでもらいたい、そんな思いを形にしたカフェ&レストラン「Kaffi NORÐUR(カフィノルドゥル)」。アイスランドの商品を輸入販売する会社が運営しているというお店です。 場所は名鉄瀬戸線「清水駅」と「尼ケ坂駅」の間の高架下に広がる「SAKUMACHI商店街」の中。隣には姉妹店となる「3939」というサーフ&スノーグッズショップもあります。
火山と湖、苔むした台地……。雄大な自然溢れるアイスランドの風景や、アイスランドに住むアーティストの絵画も店内を彩ります。
気軽に美味しく楽しめるヴィーガンフード
「人参パンのオープンサンドセット」(1200円)
メニューも北欧の食文化を取り入れた、オリジナルのメニューが並びます。北欧で定番のオープンサンドは植物性のものだけで作り上げるヴィーガンで仕上げ、野菜がたっぷり。人参とナッツ、チアシードで作った香ばしい薄焼きパンを自家製していて、グルテンフリーにも対応しています。
人参、カシューナッツなどを混ぜ合わせて作るフラットブレッド
イタリアンの技で引き出す、アイスランドラムの魅力
イタリアン出身のシェフが作る自家製タリアテッレのラム肉ボロネーゼ(1500円)
もうひとつの名物が、アイスランド産のラム肉を使ったメニュー。アイスランドのラムは1000年以上前に羊が島にもたらされて以来守られている純血種で、土地のコケやハーブを食べているので臭みが少なく柔らかな身質なのが特徴。 これをシンプルに焼き上げたローストはもちろん、ハンバーグやカレーなど身近なメニューに取り入れ、その美味しさを紹介しています。
ひとつひとつに名前のついた、アートなローケーキ
6種のローケーキと焼き菓子、チョコレートが付いた「森の迷子SET」(1200円)
デザートはヴィーガン、グルテンフリーで作り上げたローケーキを。素材を48度以下で調理した冷たいケーキなので、食材が持つ酵素やビタミンなどの栄養素を損なうことなく取り入れることができると北欧でも人気を集めています。 お店では全部で6種類のローケーキを作っていて、ストロベリーやレモンのほか、アイスランドのビーントゥバーチョコ「オムノム」やスキールというアイスランドの低脂肪チーズを使ったものも。 土台もナッツやドライフルーツを砕き、冷やし固めて作っています。
爽やかなキュウリの風味が楽しめる冷たいデザートは暑い日にぜひ食べて欲しい一品です。北欧で人気というエアロプレスで淹れたコーヒーがよく合いますよ。
心も体も北欧のスローな心地よさを
ほかにもノルウェー産スモークサーモンやラム肉のパテを挟んだバーガーや自家製パンで作る玉子サンドなど、いろいろなメニューが楽しめる「カフィ ノルドゥル」。
Kaffi NORÐUR
カフィノルドゥル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
田口真由美
Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
の人気記事








































