フードコートスタイルで楽しむ信州の郷土食

一面のガラス窓と大きな木の扉が印象的

JR松本駅から徒歩10分、国宝松本城に近い大名町通り沿いにある「小昼堂」は、重厚感漂う店構え。大きな扉を開けて中に入ると、店内は天井が高く、広々とした空間が広がっています。 白とグレーを基調に、テーブルの木目とイスの黒をアクセントにしたインテリアはシックでスタイリッシュ。まるで高級レストランのような雰囲気です。

テーブルは長野・朝日村の家具職人が作った特注品

お店はフードコートスタイルになっていて、広いカウンターは「おやき」「スイーツ＆ドリンク」「そば」の3つに分かれています。セルフサービスなので、レジで注文をしたら、それぞれのカウンターで注文したものを受け取りましょう。 店内はテーブルとカウンター席を合わせて約30席。加えて、エントランスにオープンテラスの席も用意されているので、イートインもゆったりと楽しむことができます。

素朴な地元の味をスタイリッシュにアレンジ

おやきは260円〜

看板メニューのおやきは常時10種類ほどを揃えています。フレンチのシェフが考案したというだけあって「きんぴら」や「野沢菜」などの定番以外に「キーマカレー」や「ラムレーズンカスタード」「きのこチーズ」など洋風テイストのものも。秋には人気メニューの「りんごカスタード」も登場します。 目の前で焼き上げてくれるおやきは表面の皮がカリっとして香ばしく、中には具材がたっぷり。11:00〜14:00までのランチタイムは、おやきとお蕎麦のセットが1200円とお得です♪

（左）おやきを片手に松本さんぽを楽しんで（右上）山椒みそぶっかけ蕎麦980円。タンブラーにはそば湯が入っている（右下）アイスクリームつぶあんのせ520円

小昼堂のお蕎麦は白馬産のそば粉を石臼で挽き、創業100年の老舗そば店「こばやし」の4代目が手打ちする本格派。大久保醸造の醤油や植田鰹節店のかつお節など、使用している食材も地元産にこだわっています。 食後のデザートにアイスクリームはいかがですか？ 松本で有名な老舗の甘味喫茶「塩川」にレシピを教わったという昔ながらのアイスクリームは、厳選された牛乳や卵から作られる素朴で優しい味わい。レモンエッセンスが入っているので、さっぱりとしたさわやかな甘さです。

長野のおいしいモノをおみやげに

（左上）入り口近くにあるおみやげコーナー（左下）地元・大久保醸造の各種みそ（右上）創業225年を誇る老舗の飴菓子店「飯田屋」の板飴など（右下）信州木崎湖畔 北ヤマト園の手作りジャム

県外から訪れる人も多いという小昼堂では、味噌や郷土菓子など地元の老舗店からセレクトした加工品を揃えており、おみやげ探しにぴったりです。できたてを冷凍したおやきも1個から購入できますよ。 洗練された空間で、信州の郷土食を気軽に味わえる小昼堂。松本城を観光する際にはぜひこちらにも立ち寄ってみてくださいね。