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2021.08.10
“先手”をいくフルーツサンドを!吉祥寺のフルーツサンド専門店『先手家』|by PARISmag
毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、今回は吉祥寺にある『先手家』をご紹介します。
2020年12月にオープンした『先手家(ぽんてや)吉祥寺』は、関東最大級の青果店『丸八青果』の厳選された果物をふんだんに使用したフルーツサンド専門店。糖度の高い旬のフルーツを大胆に詰め込み、美しくカットされた断面に食欲と好奇心が刺激されます。 手土産にも、自分用のご褒美スイーツにもぴったり。男女問わず、ファンを掴みつつあるお店の魅力と今後の展開についてお話を聞きました。
“先手を狙う”丸八青果の姉妹店としてオープンしたフルーツサンド専門店

吉祥寺駅から徒歩約5分。人で賑わうペニーレーン通りから入る細い路地に、今回訪れた『先手家 吉祥寺』があります。 およそ3坪程度の小さな売り場に並ぶ色とりどりのフルーツサンドたち。「とちあいか」と「あまおう」のイチゴ2種、キウイ、バナナ、みかん、パイナップル、ミックスの7種類のラインアップでお客さんを出迎えます。※種類は季節によって変動します。

オーナーの吉田辰樹さんは、吉祥寺で2つの飲食店を経営するなかで、丸八青果の会長さんと知り合い、「フルーツサンドの店をやってみないか」と相談を受けたそうです。

「『先手家 吉祥寺』と『丸八青果』は姉妹店という関係性です。フルーツの目利きは丸八青果のバイヤーさんにお任せし、店のブランディングと商品開発を僕らで担っています」。 吉田さんは、丸八青果が高崎や上尾で既に店名として掲げていた『先手家』の名をそのまま採用し、フルーツサンドを専門に扱う『先手家 吉祥寺』として新たに店を構えました。 「店名の意味が自分の経営理念にマッチしていて、とてもいいネーミングだと思った」と話し、相撲用語「後の先」の気概で、「後発でも流れを読んで、“先手”を取るチャンスを掴みたい」とその想いを続けました。 「フルーツサンドを専門にしているお店はすでにたくさんある中で、お客さんの購買の流れを見て、新しい商品を開発しながら、先手を仕掛けていきたいと思っています」。 勝負事も商売も「後の先」と同じ。最後まで流れが読めないから、挑戦しがいがあり、おもしろくて仕方ない、と目を輝かせる吉田さん。経営者としての戦略の裏に、勝負師としての冒険心が満ち満ちていて、思わずその言葉に引き込まれてしまいます。
1日に100個売れる人気のイチゴサンドは、「とちあいか」と「あまおう」の2種を用意

「オープン当初、こんなに売れると思わなかった」と驚きをあらわにする吉田さん。平日でも開店前に列ができ、1日でおよそ200個が売れていくという『先手家 吉祥寺』のフルーツサンドは、どの商品も700円以下と手に取りやすい価格設定。なかでも特に人気なのがイチゴサンドで、1日の総売り上げのおよそ半数の100個が売れていきます。 現在販売されているのは甘くてサクッとした果肉の食感が楽しめる「とちあいか」と、柔らかくジューシーな「あまおう」の2種類。大粒のイチゴがどーんと入っていて、その芳醇な香りと甘みにお腹も心も満たされます。

店舗スタッフに人気だというのが甘酸っぱいキウイサンド。こちらは、大振りのキウイをたっぷり2個使用。甘みを控えた軽めのホイップクリームは、果物の味を引き立て、『サンワローラン』から仕入れているパンも、ふんわりしっとり食感でホイップとフルーツを優しく包み込みます。まるでケーキを頬張っているかのような贅沢さです!

経営者として独立する以前は、飲食店の厨房に立っていた経験を持つ吉田さんは、作り手としてのアイデアから「自家製フルーツピューレを混ぜ込んだホイップクリーム」や、「パンをシフォンケーキに変えたフルーツサンド」など、お客さんの好奇心をくすぐる仕掛けを次々と展開しています。 『COSTA coffee(コスタ コーヒー)』のテイクアウトサービスも、フルーツサンドと相性のいいコーヒーという視点でエスプレッソマシンを導入。ヨーロッパで知名度の高い『COSTA coffee』が、「吉祥寺初上陸」という“先手”の仕掛けの一端です。フラットホワイトやコルタードなどのエスプレッソドリンクとフルーツサンドを持って、公園でちょっと贅沢なおやつタイムを楽しむのも良さそうです。
先手家 吉祥寺
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