焼き立てキッシュやくじらモチーフの最中etc。仙台･西公園のお花見にテイクアウトしたいおすすめフード3選

仙台市中心部のお花見スポット･西公園。約200本の桜が咲きほこり、連日多くの人でにぎわいます。おしゃれカフェの焼き菓子やキッシュ、キュートな和菓子を持ち寄って、お花見パーティーを楽しみませんか？

フレンチなカフェ「サリュー」で焼き立てキッシュを

地下鉄勾当台公園駅から徒歩5分、仙台市役所の裏手のオフィス街の一角にあるのがカフェ「Salut（サリュー）」です。花と緑に囲まれた階段を上ると、そこにはレトロなソファやテーブル席が並ぶフレンチテイストのかわいらしい空間が広がっています。

店内には、ヨーロッパのヴィンテージアクセサリーなどを販売するスペースも

おすすめは、手作りのキッシュや自家製パン、デザートがセットになった「ランチプレート（1240円）」。地元農家の新鮮野菜使ったヘルシーなランチです。お昼時になると、このメニューを求め多くの人でお店はいっぱいになります。

人気のランチセットにも入っているキッシュは、仙台駅東口にあるデリカテッセン「駅裏マルシェボナペティ」で焼かれたもの。毎朝、焼き立てがお店に運ばれます。旬の野菜をふんだんに使ったキッシュは、生クリームを使ったコクのあるクリーミーな味わい。断面からのぞくたっぷりの具材に食欲がそそられます。こんがり香ばしいキッシュは、テイクアウトもできます。当日でも購入できますが、2～3種類のキッシュを食べ比べしたい時は、前日まで予約を。多めのオーダーにも対応してくれるので、お花見パーティーの持ち寄りにもぴったりです。

カフェの前には見事なシダレザクラが咲きます

〇Salut（サリュー）［住所］仙台市青葉区二日町6-6 ［TEL］022-713-9520 ［時間］11:00～20:00 ［休］日曜

「グラム」で春の香り感じるシンプルな焼き菓子をテイクアウト

「サリュー」から徒歩3分、定禅寺通の路地裏に焼き菓子のお店「gramme（グラム）」はあります。お菓子が焼き上がる甘い香りに誘われて通りからウィンドウをのぞくと、無垢材のカウンター席、店の奥には2人用のテーブル席。そして、ショーケースには、マフィンやタルト、フルーツブレッドなどが並びます。おさんぽ途中にちょっと立ち寄ってみたくなる、そんなお店です。

この日いただいた「チョコとレーズンのリッチバナナブレッド（400円）」は、チョコとレーズン、たっぷりのくるみが入った甘さ控えめのブレッド。バターのかわりに豆乳を使用し、朝食にもぴったりの軽い食感に仕上げています。吸水性の高いフランス産の小麦を使った「グラム」の焼き菓子は、小麦の風味が強く、口に入れるとホロリとほぐれるように崩れます。日本の小麦では生み出せない「フランスの家庭のお菓子」らしさが再現されています。

季節ごとのメニューが登場するのも「グラム」の楽しみ。秋、冬には紫芋のタルトや干し柿のマフィン、夏にはさわやかなレアチーズケーキが登場します。桜が見ごろを迎える今の時期なら、桜の塩漬け入りの抹茶マフィンが春らしくておすすめです。季節のメニューは午前中に売り切れてしまうこともしばしば。取り置きも可能なので、お花見に行く前に電話しておくのがおすすめですよ。

〇gramme（グラム）［住所］仙台市青葉区国分町3-9-1 ［TEL］022-393-7177 ［時間］10:00～19:00 ［休］月曜

かわいい表情にいやされる「くじらもなか本舗」の最中

名物、くじらもなか各180円（ずんだは220円）

西公園まで徒歩7分、木町通から路地に入るとくじらの形をしたキュートな最中が人気の「くじらもなか本舗」があります。「くじらもなか本舗」は、30年以上続く老舗和菓子店。最中につめる餡は、毎日お店でていねいに練られています。しっぽまでたっぷりと詰まった餡には、「あずき」のほかにもさまざまな味があります。「ごま」や「抹茶」といった定番のものから、「コーヒー」や「ワイン」、くじらが泳ぐ大海を思わせるほんのり磯風味の「青のり」など一風変わったものも。「仙台みそ」や「ずんだ」といった仙台名物を餡にしたものは、仙台みやげとしてもおすすめです。かわいらしい見た目に歓声があがりそうなくじらもなか。お花見会場でもきっと盛り上がりそうですね。