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2016.04.17
贅沢モーニングをリーズナブルに。開店前から行列ができる、九段下のベーカリー「ファクトリー」
※こちらの記事は2016年4月17日に公開されたものです 東京・九段下にある「FACTORY(ファクトリー)」は、おいしいパンを販売する小さなベーカリー。イートインが可能で、朝から夜まで食事ができますが、なかでもおすすめはモーニング。ボリュームたっぷりで身体に優しい朝食に出会えます。
駅から少し離れた、訪れる人の絶えない人気店
JR市ヶ谷駅または地下鉄九段下駅から、靖国通りを歩いて約10分。大きな窓をもつ白壁のお店が「ファクトリー」です。遠くからも人が訪れる有名なベーカリーで、辺りにはパンの焼けるいい香りが漂い、道行く人を誘っています。 中はコンクリート打ちっぱなしの床に木のテーブルが配された、ナチュラル感漂う空間です。窓際の棚には焼き上がったパンが並び、どれもおいしそう。お客さんがひっきりなしにやって来て、パンがみるみるうちに減っていく様子に、その人気のほどがうかがえます。
国産小麦と天然酵母を使った約20種のパン
「ファクトリー」は、東京の麹町にある「麹町カフェ」にパンを提供するベーカリーとして、2009年にスタートしました。FACTORY(工場)という名前は、ここが小さなパン工場であるところからきています。 カウンターの奥に調理室があり、パン作りの様子が垣間見えます。ここではおもに国産小麦と天然酵母を使い、毎日20種類ほどのパンを焼いているそうです。
店長の三浦隆広さん
入口の棚には、天然酵母の瓶が並んでいます。イチゴ、トマト、オレンジ、バナナ、レーズンなどから酵母を起こし、おもにハード系のパン作りに使っています。天然酵母を使うことによって、独特の風味や食感をもつ「ファクトリー」自慢のパンが生まれるのです。
レーズンとクルミがたっぷり入った「ノアレザン」(大500円、小250円)
上:「シナモンフレンチトースト」(320円)、右:「クランベリーとくるみ」(320円)、左:「チョコレートベーグル」(260円)
オリジナルのグラノーラや生クリーム入りのヨーグルトも
「ファクトリー」のイートインスペースでは、8:00~10:00の間に味わえる朝食が好評です。ときには開店前に行列ができるほど人気があるそう。 「朝食セット」(750円)は、パン、卵料理、グラノーラ、フルーツ、ジュース、コーヒーまたは紅茶がセットになったメニュー。 パンはベーグル、クロワッサン、リュスティックの3種類から選べ、2つのプチパンも付きます。卵料理は、スクランブルエッグまたはゆで卵から選択。 全部並べると、かなりのボリューム! オリジナルのグラノーラは、ドライフルーツやナッツがたっぷり。穀類のザクザクした食感がたまりません。
ヨーグルトは岐阜の飛騨牧成舎のもの。生クリームが入った濃厚な味とまろやかな舌触りに、思わずファンになってしまいそう。 そして、フルーツとミルクのジャムも自家製。おいしいパンをさらに引き立ててくれる名脇役であるジャムにも、手を抜かないのはさすがです。
ちょっと優雅な朝を、という人におすすめしたい「ファクトリー」の朝食セット。 ここへ朝食を食べに通う常連さんがいるというのも納得です。
FACTORY
ファクトリー
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菅沼佐和子
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