154
2021.10.18
松屋通り店限定メニューも!銀座の紅茶専門店「マリアージュ フレール」で優雅なティータイムを
1854年、フランス・パリで創業した紅茶専門店「マリアージュ フレール」。日本にも東京のほか横浜、京都、神戸などにも出店するなか、銀座・松屋通りにある「マリアージュ フレール 銀座松屋通り店」は、豊富な紅茶メニューとともに、このお店限定メニューを目当てに訪れる人が多いお店です。秋が深まる銀座の街を眺めながら、パリ気分のティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
街路樹を見渡す2階の「サロン ド テ」
床のタイルのデザインも、レジもパリの本店と同じ
「マリアージュ フレール」は、世界35カ国・600種類以上の紅茶やフレーバード ティー、オリジナルブレンドのお茶のほか、ケーキ、チョコレートなどのスイーツや茶器、お香なども扱い、世界中に多くのファンを持ちます。 銀座・松屋通りに面したビルの2階にあるお店は、路面店の銀座本店より静かな雰囲気が特徴。「サロン ド テ(ティールーム)」の窓からはハナミズキの街路樹を見渡せ、四季折々の異なる景色を楽しめる場所です。 メニューにある紅茶のリストは100種類以上(ポットサービスで1100円~)。ぜひ味わってみたいのが、「マルコ ポーロ」という名のフレーバード ティーです。「東方見聞録」を書いたマルコ ポーロをイメージして名付けられたそうで、「マリアージュ フレールといえば、これ!」というくらい有名なお茶。花の香りと果実のほのかな甘みがエキゾチックな雰囲気を醸し、大陸へ旅した気分に浸れます。
パリ本店と同じレシピで作るスイーツの数々
ハロウィーン仕様の「ファントム ドゥ オペラ」(1320円)
「サロン ド テ」の入り口にあるワゴンを飾るのは、日替わりのスイーツの数々。パリ本店と同じレシピで作られているものが中心ですが、季節によって日本限定のメニューが加わることもあります。 定番ともいえるのが、ドーム状のかわいいケーキ「ファントム ドゥ オペラ(オペラ座の怪人)」。メレンゲの中身は紅茶を練り込んだ生地と柑橘系のクリームにベリーソース。上品な甘さと爽やかな酸味、ベリーの甘酸っぱさが口のなかで幾重にも重なりって広がります。
「抹茶とフランボワーズのタルト」(1320円)、紅茶は「マルコ ポーロ」(1100円)
つややかな赤色のケーキは、「抹茶とフランボワーズのタルト」。果実とタルト生地の間に、抹茶を練り込んだスポンジとカスタードクリームを挟んであり、抹茶のかすかな苦みがアクセント。フランスのお菓子と和の抹茶の組合せから生まれる、繊細な味わいのタルトです。
焼き立てのおいしさが際立つスコーン
「プティ ガトー オ テ(お茶を使ったプティガトーのセット)」(紅茶別、1100円)
注文を受けてから焼き始めるスコーンも、これを目当てに訪れるお客さんがいるほど人気のメニュー。焼き立てのサックリした食感に、「これまでスコーンに抱いていたイメージが変わった」という人も少なくないのだとか。 この日は、レーズン入りスコーンと赤いフルーツ入り抹茶のフィナンシェの組合せ。添えられた2種類のお茶を使用したジャムもオリジナルで、19世紀からマリアージュ家に伝わる伝統の製法で作られたもの。スコーンに合わせてジャムの組合せも変わり、訪れるたびに新しい味に出会う楽しみがあります。
季節を問わず味わいたいインディゴブルーのアイスティー
「マルコ ポーロ ブルー」(1320円)
メニューにある紅茶は、すべてホットとアイスのどちらでも味わうことができます。お天気のいい日に喉の渇きを潤すなら、マルコ ポーロの香りの青茶「マルコ ポーロ ブルー」のアイスティーがおすすめ。うっとりするほど美しい青色は、茶葉に天然のお花を混ぜることによって生まれるのだとか。季節を問わず楽しめるのもうれしいですね。
ブティックでは数100種類の紅茶からお気に入りを見つけて
ティータイムの後はブティックでお買い物を
色とりどりの紅茶の缶や茶器がディスプレイされた廊下を抜けると、茶葉やオリジナルグッズを販売するブティックがあります。こちらも、床にはパリ本店と同じデザインのタイルが敷き詰められ、木製の戸棚に紅茶缶が整然と並ぶさまは壮観のひとこと。 気に入った茶葉をグラム単位で購入できるほか、トレードマークでもある巾着型のモスリン コットン ティーバッグのセットも充実。種類が多すぎて決められないときは、お店のスタッフに好みを伝えて選んでもらうのもいいでしょう。
季節限定メニューの登場も楽しみ
松屋通り店限定の「アフタヌーンティー フォー ロンドン イン ラヴ」(6600円)
松屋通り店でしか味わえないのが、季節ごとに内容が変わるアフタヌーンティー。ロンドンにあるお店と同じ、シルバー製のアフタヌーンティータワーでサーブされ、秋メニューの「アフタヌーンティー フォー ロンドン イン ラヴ」は、一人からでも注文OK(木曜~日曜・祝日の提供、12~14時と15~17時の二部制、3名以上は要予約)。 メニューは紅茶のマカロン、紅茶のスコーンやバオバーガーといった多彩な内容。また、ランチタイムはお茶を使った料理とお茶のセットに、さらにお茶を使ったケーキを組み合わせることもできます。 パリといえばティーサロンよりカフェのイメージがありますが、「マリアージュ フレール」は“フレンチスタイル”という紅茶の楽しみ方を世界に広めた老舗中の老舗。秋のパリを訪れた気分で、優雅なティータイムを過ごしてみたいものです。
マリアージュ フレール 銀座松屋通り店
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
永田さち子 撮影:永岡邦彦
の人気記事