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2022.05.09
コロンとしたフォルムもかわいい♪ハート型スイーツの贈りもの。町田「パティスリー アンカド」
フランス語で“贈りもの”という意味の言葉からネーミングしたという「パティスリー アンカド」。大切な方へのギフトはもちろん自分への特別なプレゼントもしたくなるようなスイーツがショーケースに並び、2階のイートイン席でのんびりといただけます。シンプルで落ち着いた雰囲気のなかで自分へのご褒美時間を過ごしませんか。
内側の白いカーテンが上がったらオープンの合図
JR町田駅から徒歩約5分
ターミナルとしても賑わう町田駅から住宅街の方向へと歩いた先にある「パティスリー アンカド」。黒い外壁に白色の扉がよく映える一軒家で、オープン前には外で並んで待つ人の姿も見られる人気のお店です。扉の横のカーテンが開けられるとオープンです。
特別感を感じるツヤツヤの宝石のようなケーキ
最上段の「ガトーショコラ」(2130円~)は山根さんの原点
こぢんまりとした店内へは1組ずつ入ります。ショーケースには宝石のような光沢のあるケーキがやや大きめのお皿に一つずつ定番と季節のものが10種類ほど並んで、大切に作られているという特別な雰囲気も漂います。ショーケースが小さいとケーキが乾燥しやすいため、オーナーパティシエ・山根悠樹さんの配慮でオーダーごとに奥の冷蔵庫のものを用意するというひと手間をかけているのだそう。
「マドレーヌ」(302円)や「フィナンシェ」(270円)は好きな組み合わせを箱に詰めてギフトにも
ショーケースの反対側は人気の焼き菓子。相模原の鳳凰卵というこだわりの卵を使ったバターとレモン風味のマドレーヌやブリーズドゥメールというナチュラルチーズを使ったフィナンシェなど、厳選した素材の美味しさも味わえます。
シンプルな空間のかわいいランプシェードにほっこり
アンティークのイスは英国のチャーチチェアなども使用
階段を上がると白い壁のシンプルなカフェになっていて、1階で選んだケーキをイートインできます。以前は雑貨店をしていたという山根さんの奥様のセンスを活かした店内は、シンプルでありながらアンティークのイスやテーブル、ユニークな動物たちのランプシェードなどが配置され、居心地よく過ごせます。

(左)窓際の2人席(右上)それぞれのテーブルに味のある照明(右下)店で使用するカップやお皿は作家さんの作品で販売も
素材の重なりから生まれる奥行のある豊かな味わい
2層の泡がまったりとした「カフェラテ」(550円)ケーキ左からジャパンケーキ賞を受賞した「アンカド」(756円)ハチミツレモンムースをメインにナッツやクリームの層からなる「リトム」(626円)
山根さんオリジナルのケーキは、どれも見た目はシンプルでありながら、繊細な素材同士が何層にも重なりあって一つの美味しさを完成させるという奥行きのあるスイーツです。 店名にもなっているケーキ「アンカド」は、ハチミツを使ったキャラメルを美味しく食べてもらいたいという発想から作りあげたのだとか。濃厚なハチミツとバニラのキャラメルの2層をメインにココア生地やナッツ、ダックワーズの層をショコラムースで包み、最後にチョコレートで表面をツヤツヤにグラサージュ。こうした見た目以上の細かい手仕事に感動し、はるばる遠方からも人が訪れます。 ケーキは内容がイラスト付きで紹介されていて選びやすいですよ。
かわいいハート型は縁起のいいストーリーから
「ダージリン」(572円)「アール」(680円)
ショーケースの中でもひときわ目立つ赤いハートのケーキ「アール」。はじめは丸い形をしていたそうですが、このケーキを女性にプレゼントしたら想いが通じたというエピソードやプロポーズで贈ったところ縁談がまとまったという嬉しい報告を受けたことから、今のハート型になりました。
温かみのある赤色のケーキ
ハートの中心は意外にも2種類のアールグレイのクリームです。ミルクショコラクランチをアクセントにその周りをムースが優しく包み、ぽてっとしたフォルムのかわいいケーキは見ているだけでもやさしい気持ちになります。 カウンターで一杯ずつ丁寧に淹れるカフェラテや紅茶、自家製シロップで作る「ローズマリーミントライム」(480円)などのドリンクと一緒にぜひ味わってくださいね。
パティスリー アンカド
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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