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2022.05.15
週末ふらっと金沢へ。五感を刺激される1泊2日の心ときめく旅
北陸新幹線に乗って、東京から約2時間半。週末ふらっと気軽に行ける金沢は、1泊2日のプチトリップにぴったりな旅先です。非日常で楽しいアートを散りばめた最新ホテルから、ゆでたてもちもちの白玉団子が人気の和カフェ、隠れ家のような町家で行う自分だけの香りづくり体験まで。今回は金沢だからこそ楽しめる、1泊2日のモデルコースをご紹介します。
「寿司 一船」で手まり寿司ランチを召し上がれ
金沢観光では外せない、ひがし茶屋街のさらに奥。はんなとした風情が漂う観音町に、築80年の町家をリノベーションした「寿司 一船」はあります。 おいしい北陸の幸をたっぷり食べてほしいと、地産地消にこだわり、ネタはもちろんのことお店で使用するお米も、地元・白山市でとれた低農薬のコシヒカリ100%を使用するなど、こだわりが随所に。 ランチのおすすめは、12種類色とりどりの手まり寿司が楽しめる「金澤手まり寿司」(2500円)。金沢らしい食材をはじめとして、旬の食材を存分に堪能できます。
「茶室」コーナーで好きなお茶を淹れられるのも、楽しみのひとつです。用意されているお茶は、金沢棒茶、煎茶、杜仲茶、黒豆茶、玄米茶の5種類。ランチと合わせて、茶の湯文化が根付く金沢らしいお茶時間を過ごしましょう。
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寿司 一船
スシ イッセン
コロンと愛らしい白玉団子を食べ比べ「菓ふぇ MURAKAMI」
「白玉プレート」(770円)はどれから食べるか迷ってしまうほど!
続いて向かったは、金沢駅から車で約15分の場所にある「菓ふぇ MURAKAMI」。こちらは、創業110年を超える老舗和菓子店「和菓子 村上」が営む和カフェ。「一番おいしい瞬間」をコンセプトに、職人さんが1つ1つ心を込めて作った、できたての和スイーツが楽しめます。 人気No.1は、ゆでたての白玉の上に5種類の和素材をトッピングした、目でも舌でも楽しめる「白玉プレート」。定番の粒あん、みたらしなどに加えて、季節ごとに変わるトッピングもあるので、何度でも訪れたくなります。
「米粉のパンケーキ」濃抹茶(1045円)
「白玉プレート」と人気を二分するのが、米粉100%で作られる「米粉のパンケーキ」。このスーツは、「和菓子 村上」で長年愛される銘菓「ふくさ餅」の技術をアレンジした逸品。メレンゲたっぷりのふんわりもっちりとした食感がクセになります。優しい甘さと米粉ならではの新食感をぜひ楽しんでくださいね。
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菓ふぇ MURAKAMI
カフェ ムラカミ
朝から手巻き寿司ビュッフェも楽しめる「ホテル・トリフィート金沢」
できたての和スイーツでほっこり和ごんだら、2021年5月にオープンした話題のホテルへ向かいましょう。「ホテル・トリフィート金沢」は、金沢駅から徒歩4分の近さ。ラウンジには、オーダー制作のアート作品や1点ものの伝統工芸品など、金沢らしいセンスが光るモダンなアートが散りばめられています。 こちらのホテルは、多彩な客室が魅力。全部で10タイプあり、一人旅から女子旅、グループ旅まで、旅の幅広いシーンに合わせて選べます。
スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の大浴場
朝食ビュッフェでは「九谷焼」の器も活躍
朝食は金沢らしい食材をたっぷり使ったビュッフェスタイル。金沢おでんや金沢カレー、めった汁、加賀野菜のサラダなど、ご当地グルメが充実しています。 数あるメニューの中でおすすめは、手巻き寿司。新鮮な北陸の海の幸から、子どもが喜ぶカニカマまで、ネタの種類も豊富にそろいます。じっくり吟味したら、好きなネタを選んでクルクル巻いて。選ぶ楽しさが詰まった手巻き寿司は、旅先の朝食にもってこいです。
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ホテル・トリフィート金沢
ホテル・トリフィートカナザワ
「和の時空 町屋塾」で楽しむオーダーメイドのお香体験
お香体験を行う茶室「古志庵」
2日目は、スペシャルな体験ができる町家へ向かいましょう。ひがし茶屋街から少し離れた場所にある「町屋塾」は、様々なイベントやワークショップを楽しめる習いの場。 ここでは、築100年の町家の茶室を貸し切って行う、オーダーメイドのお香体験が人気です。講師は、香や心理学に精通するスペシャリストの香司 友代香さん。友代香さんのカウンセリングによって香りを聞き分けながら、世界にひとつだけの自分に合った香を作っていきます。
塗香作り体験は一人6800円(最大3名まで)、体験時間は約90分(午前or午後の1日2回)
和の時空 町屋塾
ワノジクウマチヤジュク
金沢にまつわる手仕事が集結♪「八百萬本舗」でお土産探し
9つの店舗が集まる店内
旅の最後はお土産を探しに、「町屋塾」からも近い「八百萬本舗」へ向かいましょう。江戸時代後期の町家をリノベーションした店内には、職人さんの手仕事が生きたアイテムからご当地グルメまで、厳選された金沢の特産品がそろいます。
おすすめは、金沢でも珍しい昭和30年代の白い九谷焼
「Chomsky coffee & library」(367円)
2Fにはお座敷があり、セルフサービス方式で珈琲を飲んで休憩することも。さらに、お隣りにある「ひゃくまさんの間」では、大きなひゃくまんさんと一緒に記念写真を撮れます。お土産を選んだだら、ゆるりと体を休ませながら、旅の思い出をふくらませてくださいね。
「八百萬本舗」の詳細はこちら
八百萬本舗
ヤオヨロズホンポ
いかがでしたか?伝統と歴史が息づく金沢は、レトロ可愛いものの宝庫。趣ある街を散策しながら、心ときめく時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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