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2022.07.02
京都・嵐山の「まめものとたい焼き」で、賞味期限1分のあんバターたい焼きを
京都を訪れる人の数も増え、活気を取り戻しつつある嵐山。その駅前に、SNSで人気のたい焼き屋さん「まめものとたい焼き」があります。まるい可愛らしいフォルムに、紅白のラインがあしらわれた包み紙。そしてたい焼きは「賞味期限1分」と話題が豊富。ぜひ、足を運んでみませんか?
嵐山のランドマーク・渡月橋近くのたい焼き専門店
嵐山 昇龍苑の1階のテイクアウト専門店
「まめものとたい焼き」は、嵐電嵐山駅の向かいにある複合施設・嵐山 昇龍苑の1階に店を構えます。昇龍苑は、京都を代表する老舗が一堂に会し、ランチやカフェなどのグルメ、伝統工芸のショップなどを営んでいる複合施設です。 たい焼の老舗?と不思議に思うかもしれませんが、1871(明治4)年創業の「石田老舗」という焼菓子専門店の新展開なのです。創業時からそばぼうろを手がけ、約20年前からは、「クレーム デ ラ クレーム」というシュークリーム専門店でも知られています。
店名の「まめもの」って何?
次々と焼き上げられているたい焼き
京都の老舗ということもあり、2020年9月のオープンにあたっては、地元の素材を使用することにこだわったそう。 「小豆から作る餡、大豆から絞る豆乳、そしてコーヒー豆、どの素材も京都の老舗から仕入れています。餡は京都の老舗和菓子店に卸すイマムラ、豆乳は嵐山名物の湯豆腐を支える森嘉、コーヒーは小川珈琲のものですよ」と、店長の白杉さんが「豆つながり」を教えてくれました。 たい焼きはオーダーを受けてから焼き始めるので、少し時間がかかりますが、待つ時間も楽しみのうち。生地が丸っこい鯛の形になっていくのを見るのもワクワクしますね。
ふわっふわのたい焼きは賞味期限が1分!
たい焼き あんバター(350円)
たい焼きはつぶあん、カスタード、あんバターの3種。 なかでも白杉さんのおすすめは、賞味期限がバターが溶けるまでのたった1分間というあんバター。「生地は洋菓子に使用される最高級の特宝笠という薄力粉です。冷たいバターと熱々の餡の組み合わせも新鮮でしょ。まめものという意味では、うちはこし餡がなく、つぶ餡だけなんです。イマムラのつぶ餡は皮がやわらかで、食べた後に皮が口に残るようなことはありません。だから、もうつぶ餡だけでいいかと」。 さっそくいただくと、生地はパンケーキのような軽やかさ。甘さ控えめの餡にバターの塩気が効いた甘じょっぱい風味は、夏の塩分補給にもぴったりです。
もうひとつのまめものはドリンク
(左から)ソイバナナシェイク、バタフライピーレモンソーダ、ソイベリーシェイク各600円
夏のたい焼きのお供には、やはり冷たい飲み物。バナナとイチゴ味のソイシェイクは、森嘉さんの豆乳を使ったドリンク。森嘉さんは、嵐山の中心からは少し離れたところにあるので、こちらで気軽に味わえるのはラッキーです。 また、鮮やかな青がインスタ映えすると注目を集めているバタフライピーも蝶豆という豆の1種。美容にも効果が期待されるそうですよ。
おみやげには巾着袋に入った焼菓子を
旅のおみやげには、お持ち帰りのできるたい焼き(つぶあん、カスタード)や、特製の焼菓子を。 ゆるっとしたイラストの巾着袋に入っている焼菓子は、たい焼きの形をしたビスケットと、日高バターたっぷりのバトンフィナンシェの2種。カジュアルなお菓子に見られがちなのですが、実は創業150年の石田老舗が手掛ける本格的な焼菓子なんです。 嵐山 昇龍苑の1階にはテラス席が設けられてあり、ゆったりと腰を下してたい焼きやドリンクを味わうことができます。駅前なので観光の計画を立てたり、次の目的地に向かう前に立ち寄り、洋菓子のようなたい焼きを、ぜひ味わってみませんか?
まめものとたい焼き
マメモノトタイヤキ
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戸塚 江里子 撮影:保志 俊平
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