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2024.09.04
早起きして訪れたい、京都の“朝観光”におすすめの神社仏閣12選
多くの観光客が訪れる京都。ここ数年、注目されているのが“朝観光”です。朝が早いと混み合うこともなく観光ができるだけでなく、地元の人との出会いがある時も。 また、時には贅沢に一人の時間が楽しめることもあります。早朝から開門する京都の神社仏閣を紹介します。
青もみじと鳥居のコントラストが美しい「貴船神社」
五右衛門のように「絶景かな」といいたくなる、三門から眺める京の朝「南禅寺」
白兎を救った大国主神が縁結びの神様に「八坂神社」
森に包まれた神秘の社・京都「下鴨神社」で、縁結びから美人祈願まで開運まいり♪
古代豪族「賀茂氏」によって創建された古き社「上賀茂神社」
古代豪族「賀茂氏」によって創建された古き社「上賀茂神社」

京都の北、賀茂川の上流に鎮座する上賀茂神社は、正しくは「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、京都最古の歴史を誇る神社のひとつです。 神代の昔、神社の北北西にある神山(こうやま)に祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が降臨し、678(天武7)年、古代豪族・賀茂氏によって現在の社殿のもとが造営されたと伝えられています。あらゆる災難を除く厄除けや、平安京の鬼門(北東)守護神として崇められたことから方除けのご利益でも信仰を集めています。
「上賀茂神社」の記事はこちら
上賀茂神社
カミガモジンジャ
学問の神様・菅原道真を祀る「烏丸の天神さん」

学問の神様として知られる菅原道真、その父や曾祖父が祀られ、「烏丸の天神さん」の呼び名で親しまれている「菅原院天満宮神社」。学業成就や合格祈願のほか、良縁にご利益があるとされる「九頭龍大神」などが境内にあります。 道真自身やゆかりの牛や梅をモチーフにしたかわいらしい授与品も人気。なかでも牛のお腹の中におみくじが入ったパステルカラーの「丑みくじ」はお参りするたび集めたくなります。

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菅原院天満宮神社
スガワラインテンマングウジンジャ
朝もやがかかる嵐山を借景に庭を楽しむ「天龍寺」

渡月橋から歩いてすぐの「天龍寺」。寺院を開いたのは、高僧の夢窓疎石です。自ら作庭した曹源池庭園(そうげんちていえん)が、嵐山や小倉山を借景にしています。大堰川があることで朝もやがかかることもあり、その風景は幻想的なんですよ。 ほかにも、東から昇る太陽が麓より先に西にある嵐山に射し込み、この庭を照らす時間があるのも朝ならではです。通常は、朝8時30分から。紅葉が美しい秋には、朝7時30分から開門します。
天龍寺
テンリュウジ
朝の散歩を楽しみ生身供で徳をいただく「東寺」

五重塔、立体曼荼羅などで知られる「東寺」。平安京を守るために創建された寺院は、823(弘仁14)年に弘法大師(空海)に託され今に至ります。 鳥がさえずり、朝の散歩にちょうど良い広大な境内の西側には、大師の住まいだった御影堂があります。毎朝6時すぎから、生身供(しょうじんく)があり、僧侶により、朝の膳と昼食にあたる二つの膳と煎茶が大師へ献上されます。実は、国宝の弘法大師像を安置する厨子を毎日御開帳するのがこの時。無病息災と仏の徳を授かることができる朝です。

東寺
トウジ
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