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2022.10.13
すっかり英国へのプチ旅行気分♪鎌倉山のカフェで楽しむアフタヌーンティー「ハウスオブポタリー」
キッシュなどのイギリス家庭料理やアフタヌーンティーでのんびりとした時間を過ごす「ハウスオブポタリー」。イギリスの郊外にありそうなカフェには、やわらかな光の入るコンサバトリーの空間もあり、まるでイギリスへプチトリップしたかのような気分も味わえます。観光客で賑わう鎌倉から少し足をのばして、静かな高台に建つ館を訪れてはいかがでしょうか。
自然豊かな鎌倉山の緑に囲まれた白い館
バス停「鎌倉山」から徒歩約2分
鎌倉山の静かな高級住宅街にたたずむ「ハウスオブポタリー」。築40年ほどの建物をリノベーションしたという白い館は木々に囲まれ、イギリスのどこか田舎街にありそうなナチュラルな雰囲気に包まれています。
(左上)カフェと同じ敷地内に建つショップ&ホリデーフラット(右上)イギリスアンティークの品々のそろうショップ(左下)種類豊富に花の咲くガーデン(右下)鎌倉山ホリデーフラットの入り口
もともとはイギリスの老舗陶器メーカー・アイデンポタリー社の陶器を扱うお店で、今はイギリスのアンティークやアーティスト作品などの販売に加えて大人のブリティッシュスタイルのデザインや建築も手掛けています。 また「鎌倉山ホリデーフラット」として英国カントリーサイドをイメージした宿泊施設も兼ね、カフェはこの事務所のとなりに建っています。裏手には手入れの行き届いたコテージガーデンが広がり色とりどりに季節のお花が咲きます。
手仕事のぬくもりに包まれる静かなティールーム
机をゆったりと配置した店内
木枠の窓やエッチングガラスをはめた扉の建具などイギリスから持ち込んだアンティークを使ったカフェは、伝統的な英国のスタイルを感じながらも絵本に出てきそうなホッとする雰囲気も漂います。ポットを保温するティーコージーやお店の名前の入ったティーマットはオリジナルの手づくりで、アンティーク以外のテーブルもスタッフがDIYするなど手づくりの温かみも感じますよ。
(左上)入口付近では茶葉やティーコージーの販売も(右上)「スコーン」(385円)(左下)カウンタにはホームメイドのケーキが並ぶ(385円~)(右下)ローマンシェードのカーテンが優雅なコンサバトリー
冬の日照時間が短いヨーロッパでは古くから家の中に自然光を取り込む工夫がなされ、コンサバトリーと呼ばれるサンルームのようなガラス張りの空間のある家が多いのだそう。このカフェのコンサバトリーも緑に囲まれ、木々の間から優しい光が差し込みます。
コンサバトリーでは愛犬と一緒もOK
英国ヴィンテージのお皿と庭の花々のおもてなし
「アフタヌーンティーセット」(2530円)スコーン・ハーフサイズのケーキ3種類・セーボリー2種類・サラダ・ヨーグルト・ドリンク2種類
庭の可憐なお花を2段のスタンドに一緒に盛り付けた「アフタヌーンティーセット」。お皿は花や緑を手書きで絵つけをしたアイデンポタリー社のヴィンテージを使い、自然とイギリスのカフェにいるような感覚へと導かれていきます。 ドリンクは2種類選ぶことができ、コーヒーや紅茶のほかラベンダーやローズなどのハーブを生のままシロップに漬け込み、それを炭酸水で割るコーディアルも香りがいいのでおすすめです。
取材時はビクトリアケーキ、レモンケーキ、エルダーフラワーとボビーシードのケーキの3種類
店内のカウンターにはホームメイドのケーキが日替わりで数種類並び、アフタヌーンティーの上段のお皿にはそのうちの3種類が登場します。スコットランドが発祥といわれているスコーンには自家製ブルーベリーソースと生クリームをたっぷりつけて。ヨーグルトのラズベリージャムもオリジナルでどちらも砂糖控えめ、自然な甘さを感じます。
サンドイッチにもさりげなく香草が添えられる
取材時の下段のセーボリーはキッシュとサンドイッチでした。キッシュはツナとオニオンのシンプルな味付け、サンドイッチは玉子と鴨肉の燻製に果物の甘みを凝縮したチャツネが後ひくおいしさです。
のんびりと味わう伝統の英国家庭料理
サラダ・スープ・コーヒーか紅茶の付くランチセット「コーニッシュパスティ」(1375円)
ポークパイやキッシュ、ソーセージロールなどイギリスの家庭料理はアラカルトのほか、ランチのセットにしても味わえます。イングランド南西端・コンウォール地方に古くから伝わる「コーニッシュパスティ」もランチタイムにはおすすめで、角切りの牛肉とポテトをスパイスで味付けし、それを生地で包んでオーブンでパリッと焼き上げた郷土料理です。パイのようなサクサクとした食感も楽しんで。
紅茶をおかわりしながら過ごすとっておきのティータイム
「キャロットケーキ」(440円)スリランカ産の厳選した高地茶葉「ポットティー」(550円)
イギリスの田舎を旅するような気分に浸る「ハウスオブポタリー」。お料理やケーキにはガーデンで摘んだお花が添えられ、自然と共にあるスローライフを体感できます。ぜひ立ち寄って素敵な時間を過ごしてくださいね。
ハウスオブポタリー
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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