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2022.10.15
【コスモスの簡単な飾り方】一輪で華やぐブーケを作る方法やチョコの香りがするコスモスも♪
部屋に花があるだけで、なにげない風景が一気に華やぎます。おうち時間を少しでも心地よく過ごせるよう、季節を感じるお花とすてきな飾り方をご紹介。今回の主役はコスモス。素朴で親しみやすい花だけに、ちょっとした工夫でその場の雰囲気がガラリと変わります。パッと目を引くセンス感じる飾り方を清澄白河「バタフライデコ」の店主・YOCOさんにお尋ねしました。
一輪いけるだけでお部屋が秋色に
「秋を代表する花・コスモス。道端や公園で風にそよそよと揺れながら可憐に咲いている姿を見て、愛着を感じる方も多いのではないでしょうか?優美・調和・自然美などの花言葉もすてき、花びらが重ならない一重咲きの表情もどことなく懐かしく、親しみを感じます。さりげなく一輪ガラスのコップにいけるだけでもOK。簡単に周りが秋の雰囲気に変わりますよ」。
【コスモスのステキな飾り方①】アロマ代わりにチョコの香り漂うコスモスをいけよう
「そばを通るとビターなチョコの香りがふわり漂うチョコレートコスモス。かわいらしい存在感を放つピンク色とは異なりこちらは多年草に分類、シックで大人っぽい印象です。野原に咲いている時の姿をイメージして、あえて花の向きは揃えずランダムにいけるとサマになります」。
【コスモスのステキな飾り方②】季節の野花と束ねナチュラルな雰囲気を楽しもう
(左)コスモス(ピンク)、シュウメイギク、ワレモコウ(右)コスモス(白)、りんどう、おみなえし
「庭で摘んできたような素朴でナチュラルな雰囲気が漂うコスモス。花合わせは同じ秋の季節にだけ咲く野花をセレクト。原色やパステルカラーより、茶色や黄色など落ち着いたトーンの花と束ねましょう。いける花器は特別なものである必要はありません。ガラスのコップや空き瓶などおうちにあるものの方が合いますよ」。
【コスモスのステキな飾り方③】葉っぱを活かしてミニブーケに
「コスモスのふさふさとした葉っぱを、いける時に取り除いてしまうのはちょっと残念。花をそっと引き立ててるような、コスモスの葉の繊細な表情はなんとも魅力的です。花切りバサミで茎を節ごとに斜めに切り、麻ひもで束ねましょう。他のグリーンを添えなくてもボリュームのあるブーケになりますよ。コスモスはつぼみがたくさんある花ですので、茎が短くなった分水あげもスムーズになり長持ちしやすくなります」。
コスモスを長持ちさせるには…
「花弁が柔らかいため、決して丈夫なお花ではありませんが、つぼみも咲きやすいので、切り戻しをして、毎日水を変えると長く楽しむことができますよ。水に浸かる部分のみ葉っぱを取り除くのもポイントです」。
飾り方を教えてもらったのは……
清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。
BUTTERFLY DECO
バタフライデコ
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神島由布子 撮影/村上未知
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