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2022.12.11
大阪にある焼き芋専門店「蜜香屋 中崎町本店」で土づくりからこだわった芋を味わいましょう
冬になると焼き芋が恋しくなりませんか。「蜜香屋 中崎町本店」では有機肥料で育てたさつまいもを石焼き芋や自家製スイーツにして提供しています。場所は大阪・梅田から大阪メトロ谷町線で1駅の中崎町。今が旬のさつまいもは4~5種の品種がそろい、安納芋や紅はるか、金時といった人気品種の食べ比べもできるんです。カフェスペースではさつまいも味のソフトクリームを使ったサンデーもいただけますよ。

天五中崎商店街にある焼き芋の専門店

大阪メトロ谷町線中崎町駅1号出口から徒歩すぐ、さつまいもを持った農夫のロゴが目印の「蜜香屋 中崎町本店」。2009年にテイクアウト専門店として開業し、中崎町で移転リニューアル。2016年にカフェスペースを設けた今のスタイルになりました。

有機肥料の会社を経営するオーナーの石山陽介さんが「肥料の良さを伝えるために、おいしいさつまいもを育てよう」と、鹿児島・種子島などにいる提携農家さんといっしょにさつまいも栽培に適した土づくりの研究を重ねて、おいしいさつまいもを育てているそうです。 その丹精込めて育てたさつまいもを焼き芋として提供。毎日店頭で石焼きにしています。遠赤外線効果でゆっくり加熱されることで甘みが増し、また皮もやわらかく香ばしく仕上がるといいます。


カフェスペースは昭和レトロな雰囲気

店内は50年以上食堂として愛された場所をスタッフ自らリノベーション。土壁にはさつまいも畑の土を混ぜ込み、レンガもスタッフが日干ししたもので、空間にも手作り感があふれています。 テーブルや椅子もかつての食堂で使っていたものを譲り請けているため、自然と昭和レトロな雰囲気が漂っています。

店の向かい側にもカフェスペースがあります。週末など、来客が多いときだけオープンしている特別なスペースです。

品種で選べる焼き芋は量り売りスタイル

焼き芋のラインナップは日替わりですが、秋冬は基本的に安納芋、金時、シルクスウィート、ハロウィンスウィート、紅はるかの5種があります。安納芋は甘みが強くねっとりした食感、金時は栗のようなホクホク感があり、シルクスウィートはなめらかな舌触り、ハロウィンスウィートはレアなオレンジ色で上品な甘さ、紅はるかはスイーツ並みの高糖度が特徴なので、好みに合わせて選んでくださいね。

やきいも200g440円~。写真は安納芋で約220gのサイズ
焼き芋は量り売りで200g(中サイズ)440円~。使用している量りもレトロで素敵です。カフェでのイートイン、テイクアウトどちらも可能です。


焼き芋のお供にはスタッフが厳選した牛乳を

お芋のための牛乳420円(フードとのセット価格)、単品は480円
焼き芋やスイーツとセットにできるドリンクはさつまいもに合うものを厳選。コーヒー、紅茶、ほうじ茶、りんごジュース、いも蜜しょうがなどがあるなか、気になるのは数量限定のお芋のための牛乳。 スタッフが全国から牛乳を取り寄せて飲み比べた結果、選んだのは京都府京丹後市にある「ミルク工房そら」の牛乳。ミルキーな甘さがありながらもあっさりしていて、焼き芋を引き立ててくれます。

サンデーに使うソフトクリームもさつまいも味

やきいもサンデー720円
焼き芋以外には芋チップスに芋蜜をかけた中崎ポテト(720円)、二度揚げした厚切りさつまいもに芋蜜をからめたポテト大学(640円)などがありますが、さつまいもを堪能するならやきいもサンデーがおすすめ。 「ミルク工房そら」の牛乳と複数のさつまいもをミックスした自家製ソフトクリームに安納芋のペーストを添え、紫芋と鳴門金時のチップスをトッピング。自家製の芋蜜がかかっているので、さつまいもの甘さをいろんな形で楽しめます。また濃厚なソフトクリームの下はほうじ茶ゼリーかコーヒーゼリーから選べますよ。

系列店は梅田エストや大丸心斎橋、京都伊勢丹、エキマルシェ新大阪といった商業施設や百貨店内にあるため、焼き芋を昭和レトロな店内でいただけるのはここ中崎町本店だけ。さつまいもが旬の今の季節に、多彩なさつまいもスイーツを楽しんでくださいね。


蜜香屋 中崎町本店
ミッコウヤ ナカザキチョウホンテン
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西 倫世 撮影:田村和成
Writer
西 倫世

関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
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