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2022.12.12
古き良きイタリアの伝統的なカフェでパスタやレモンタルトを。代官山「カフェ・ミケランジェロ」
代官山の旧山手通り沿いに面した「カフェ・ミケランジェロ」は、古き良きイタリアの伝統的なカフェのスタイルが楽しめるカフェ。パニーノセットなどの軽食のほか、カフェタイムにはデザート、ディナータイムには前菜、パスタなどのアラカルトメニューも充実しています。都会の喧騒を離れてリラックスした時間を過ごしてみませんか。
緑豊かな代官山の古き良きイタリアのカフェ
創業当時はガラスの屋根だった建物に瓦屋根が付いたのが2003年
東急東横線・代官山駅から徒歩5分。旧山手通り沿いを神泉方面に向かって歩いていくと、見えてくるのが茶色の大きな瓦屋根が印象的な「カフェ・ミケランジェロ」。昭和初期に建てられた洋館を改装した「リストランテASO」に併設されたカフェは今年でオープン25年を迎え、代官山のシンボル的な存在として親しまれています。カフェの店内では、カジュアルなスタイルで本格的なイタリア料理やデザートなどを楽しむことができます。
代官山の街並みを眺めながら食事ができるテラス席も人気
どことなく懐かしさが感じられるレトロな雰囲気はイタリアのカフェを訪れたかのような感覚に
透明なガラスに囲まれたクラシカルで温かみのあるインテリアは、大理石のテーブルやラタンのチェアなどアンティークな風合いの家具が並びます。床から天井まで鉄骨で支えられたガラス張りの店内は、18世紀のルネッサンス時代の後期にヨーロッパで造られるようになったモダニズム建築を再現しているのだそう。 入口を隔てた左右の座席からはどこからも代官山の景色が眺められ、ゆっくりと食事やデザートを楽しめますよ。
明るい光が差し込むガラス張りの窓際からは代官山の景色を眺めることができる
イタリアの田舎町の雰囲気が楽しめる中庭
冬の期間は屋外式ヒーターが導入されるので暖かく過ごすことができる
オープンエアの自然豊かな中庭テラス席は、まるでイタリアの田舎町にあるパティオのような佇まい。旧山手通りを望むことができる開放的なテラス席は、四季折々の自然に癒され都心にいることを忘れてしまいそう。 空に向かってまっすぐにのびる樹齢300年のケヤキの木は創業当時からあり、カフェの存在を見守ってくれているようです。
そよそよと揺れるケヤキの葉や小枝が木漏れ日と重なり合い中庭や店内をやわらかく彩っている
本格的なイタリア料理が味わえる
「スパゲッティ ボンゴレビアンコ」(1400円)からすみパウダー追加(300円)
そんな「カフェ・ミケランジェロ」では、パニーノやパスタ、リゾットなど本格的なイタリア料理を味わうことができます。「スパゲッティ ボンゴレビアンコ」は、殻付きのあさりを白ワインでじっくりと蒸し上げ、あさりの旨みが凝縮したスープを絡めたパスタ。あさりからしっかりと出汁を取ったスープを使用しているので、香り豊かでふくよかな味わいが楽しめます。 「からすみパウダー」をプラスしてみるのもおすすめ。さらにコクが増しあさりの旨みがぐっと引き立ちますよ。
「ミケランジェロプリン」750円 ※テイクアウト(580円)「カフェラテ」(780円)
デザートは、定番の「クレマカタラーナ(クレームブリュレ)」に続き、近年人気なのが「ミケランジェロプリン」。併設している「リストランテASO」でも使用しているこだわりの卵に牛乳、砂糖など素材はシンプルに。卵感あふれる上品で優しい味わいと、キリっとしたカラメルソースの苦みが絶妙です。バニラビーンズをたっぷりと使用しており、甘くて上品な香りにそそられますよ。 テイクアウトをすることもできるので、自宅でもカフェのプリンの味を楽しんでみて。
「シチリア産レモンタルト」(750円)
「シチリア産レモンタルト」は、ドーム型にしたメレンゲクリームの上に、レモン果汁で作ったグラサージュをかけたタルト。サクサク食感のタルトと口どけなめらかなメレンゲの間にはレモンクリームがたっぷり入っています。レモンの酸味がアクセントになって、爽やかな風味とフルーティーな香りを存分に味わえますよ。
気取らずカジュアルに過ごせる店内では、非日常的なイタリアの世界観を満喫することができます。代官山のショッピングや散策の途中で気軽に立ち寄ってみてはいかが。
Caffe Michelangelo
カフェミケランジェロ
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南森エレナ
Writer
スイーツコンシェルジュ 南森エレナ
テレビ局や大手旅行会社などの勤務を経て雑誌やwebで執筆するライター。カフェめぐりと旅行が趣味
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