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2023.01.28
東京駅直結「YANMAR TOKYO」オープン、羽釜でふんわり炊き上げたお米や体験型ギャラリーを堪能
2023年1月13日、東京・八重洲に、体験型ギャラリーやヤンマー直営のレストラン、ショップなどがそろう複合施設「YANMAR TOKYO」がオープンしました。 こちらの記事では、お米にこだわるヤンマー直営の海苔弁当やイタリアンレストランをはじめ、自分に合ったお米を見つけられる店や、お米の性格診断などが楽しめる体験型ギャラリー、日本酒アイスクリーム専門店などをまとめてご紹介。楽しみながらお米や食の魅力を体感できますよ。
“お米の新たな可能性を咲かせる”こだわりの店舗がオープン
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。 かつて小さな農村で育った、ヤンマーの創業者である山岡孫吉氏は、両親の農作業の負担を軽減し、快適なものにしたいと思い立ち小型の発動機を開発しました。創業当時から受け継がれた「人を豊かにする」という想いは、ヤンマーの文化「HANASAKA(ハナサカ)」となり、事業活動だけでなく、次世代育成や文化醸成など、活動の輪を広げています。 今回、「HANASAKA」の取り組みの一つとして、日本の食文化であるお米や、日本を支えてきた一次産業である農業に着目。「YANMAR TOKYO」では、新規就農者の支援につながる取り組みや、食料生産に関する情報などを発信していきます。
商業フロアは、地下1階、1階、2階の3フロアから構成され、お米の魅力を発信するギャラリーや店舗がオープンしています。 地下1階のイベントスペース「HANASAKA SQUARE(ハナサカ スクエア)」では、吹き抜けの天井を生かした桜のアートワークなど、佐藤可士和氏監修の開放的な空間を楽しむことができます。 来街者向けのコミュニティイベントなども実施予定で、訪れる人と人が繋がり温かな交流が生まれるようなパブリックスペースを目指します。また「HANASAKA STAND(ハナサカ スタンド)」では、「HANASAKA」を体現する人やその活動を映像や展示物を通じて体感できます。
お米にこだわる海苔弁当のテイクアウト店「海苔弁八重八」
「海苔弁八重八」は、日本を代表する放送作家・プロデューサーの小山薫堂氏が監修する、お米にこだわるヤンマー直営の海苔弁当のテイクアウト店です。 特別栽培米のコシヒカリを羽釜で丁寧に炊き上げ、海苔は三河湾産の初摘みを使用することでこだわりの美味しさを追求しています。 副菜には季節の野菜コロッケやプチトマトの甘酢漬けなど、これまでにないバラエティ豊かなお弁当に仕上げています。
楽しみながら米作りの歴史と今を学習「ヤンマー米ギャラリー」
「ヤンマー米ギャラリー」は、米作りの歴史と今を学び、未来のカタチについて考えるきっかけを提供する、デジタル技術を活用した体験型ギャラリーです(入場料無料)。 ギャラリーのディレクションは佐藤可士和氏、デザインは伝統的な茅葺き(かやぶき)技法を現代に生かすクリエイターである茅葺き職人 相良育弥氏とコラボレーションしました。 展示空間の内装材に、稲藁(いねわら)を使用しており、コンテンツだけでなく、空間デザインにおいてもお米の魅力を感じることができます。
自身の性格をお米の品種に紐づけて診断できる「お米の性格診断」や、米作りの際の問題とその解決方法を見つけるゲーム「お米づくりの知恵」、世界各地のお米料理の作り方や豆知識を見ることができるタッチパネルコンテンツ「お米の料理MAP」など、大人も子どもも楽しみながら学ぶことができます。
自分に合ったお米を見つけられる店「KOME-SHIN(米心)」
「KOME-SHIN(米心)」(コメシン)は、こだわりのお米の販売やお米を楽しむテイクアウト商品を提供する店舗です。 「ワインのようにお米を楽しむ」をコンセプトに各地の珠玉のお米を2合からワインボトルに入れて販売する商品「RICE TERROIR(ライス・テロワール)」を提供します。お米は日本中の農家とつながるヤンマーだからこそ提供できる多種多様な品種を揃え、京の米老舗 八代目儀兵衛とコラボレーションし、パッケージには「お米の美味しさバロメーター」をデザインしています。五ツ星お米マイスター 橋本儀兵衛氏が実際に食味をし、指標化した独自の美味しさバロメーターはお米の特長がわかりやすく、自分に合ったお米に出会えます。 また、ポークたまごおむすびなどお米を主役にしながら、厳選した食材を組み合わせたメニューをテイクアウトで楽しめます。
日本酒アイスクリーム専門店「SAKEICE Tokyo Shop」
「SAKEICE Tokyo Shop」(サケアイス トーキョーショップ)は、「日本酒」「酒米」「米粉」など新しい米消費の可能性を追求し、こだわりの日本酒や日本酒を練り込んだアイスクリームを販売するお店です。 日本中の酒蔵とコラボした商品を開発しており、身近なスイーツであるアイスクリームをきっかけに、日本酒文化に触れる機会を提供します。 また、ヤンマーオリジナル食材のライスジュレを使ったお米アイス(ノンアルコール)も販売します。
お米と楽しむイタリアンレストラン「ASTERISCO」
地上2階の複合店舗「YANMAR MARCHÉ TOKYO」には、レストラン「ASTERISCO(アステリスコ)」と、地域の特産品を販売するお店「TOCHI-DOCHI(トチドチ)」がそろいます。 「ASTERISCO」は小山薫堂氏監修、La Brianza(ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフの奥野義幸氏がプロデュースする、ヤンマー直営のお米と楽しむイタリアンレストランです。 「※米印」をイタリア語で表現すると「*ASTERISCO」です。「レストランを通じて発見するおいしいものに米印をつけてほしい」という思いから小山薫堂氏が命名しました。お米を軸に、その新たな可能性を探る多彩なメニューと、各地の旬の食材を活かした料理を提供します。
店内の羽釜でふんわりと炊き上げた鳥取県産のこだわりのお米を使った料理やデザートなど、日本全国、四季折々の旬の食材に合わせた多彩なメニューを楽しむことができます。
ディナータイムは、四季折々の旬の食材を使用した小皿料理が、ワゴンサービス「YUMCHA STYLE(ヤムチャスタイル)」で提供されます。食材の魅力や生産者のストーリーについて、スタッフから説明を受けながら楽しくメニューを選べる対話型サービスが特徴です。
地域の魅力を旅するお店「TOCHI-DOCHI」
「TOCHI-DOCHI(トチドチ)」は、地域の特産品を販売するお店です。店内のオープンキッチンを活用したイベントなどを定期的に開催することにより、生産者とお客さんをつなぎ、地域の魅力を発信していきます。
2023年3月30日までは第一弾として、鹿児島県北薩摩地域(阿久根市、出水市、薩摩川内市、さつま町、長島町)を特集し、特産品・観光情報などその土地の魅力を発信します。 * * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 グルメや体験を楽しみながら、お米や食の魅力を堪能してくださいね。
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