宿ごとに異なる源泉を持つあわら温泉

あわら湯のまち駅から徒歩3分の「大人の湯宿 つるや」

明治時代に源泉が見つかって以来、140年の歴史を持つ北陸の温泉街・あわら温泉。JR北陸本線の福井駅からは、えちぜん鉄道あわら湯の町駅まで1本と交通も便利です。 駅からすぐの温泉街はコンパクトにまとまっているので街歩きもしやすく、また、断崖絶壁の見晴らしで知られる東尋坊や、江戸時代に交易で栄えたレトロな港町・三国湊へのアクセスも良く、観光の拠点にするのもおすすめです。

宿泊プラン、日帰りプランがある「hanaゆらり」

周囲をのどかな田園に囲まれているあわら温泉。1883（明治16）年、井戸を掘っていたところ偶然にも生暖かい塩味の温泉が湧き出たことからその歴史は始まりました。

「大江戸温泉物語」の大浴場

74本もの源泉が引かれているあるあわら温泉は、肌あたりのやわらかな中性～微アルカリ性の泉質。また、お湯の共同管理をしていないため、それぞれの施設により温泉の成分にも少しずつ違いがあります。宿や日帰り入浴施設の個性を楽しむ湯めぐりもおすすめです。

あわら温泉湯のまち広場にある足湯「芦湯」内にある「舟の湯」

あわら湯の町駅の駅前には、北陸最大級の無料の足湯もあります。夜は、隣接する赤ちょうちんが並ぶ湯けむり横丁屋台村をはしごするのも楽しみですね。

12月から翌年2月にかけて旬を迎える越前ガニを堪能

かにの刺身が味わえるのは新鮮な素材だからこそ

日本海に面した福井の冬の味覚といえば「越前ガニ」。毎年、11月6日の解禁日から翌年の3月20日ごろまでの期間しか漁をすることができないため、この時期だけの海の幸として人気の高いグルメです。

香ばしい香りが漂い、非日常感も楽しめるカニ自家焼き

黄色のタグが「越前ガニ」の証

「越前ガニ」は、越前海岸沖での水揚げからすぐに港に運ばれるため、新鮮な状態で市場に並ぶ唯一のズワイガニのブランド。殻の中にぎゅっと詰まった身は、ほのかな甘みとコクのある脂の味わいが感じられます。

「hanaゆらり」のカニ尽くし

この時期にあわら温泉への宿泊で食事を選ぶなら、越前ガニを使ったカニ尽くしの料理がベスト。刺身や焼きガニ、カニ味噌などが贅沢に味わえる豪華なカニ料理と、宿ならではのおもてなしをじっくり堪能しましょう。

清らかな名水で育まれる地酒もおすすめ

日本酒「女将」。左が甘口、右が辛口

あわら温泉には、この地でしか飲めない話題のお酒があります。 その名も「女将」と冠された日本酒は、全員が利き酒師の資格を持つ、あわら温泉の女将たちが７年前から取り組んでいる日本酒作りによって生まれたもの。今シーズンも、待望の新酒ができあがりました。やさしい口当たりの甘口、すっきりとした辛口の2種があるので、料理と合わせて楽しんでみてくださいね。

冬ならではの楽しみがぎゅっと詰まったあわら温泉へ

冬の風物詩、中庭にある松の雪吊りをみることができる「美松」の客室

福井伝統の発酵食品「へしこ」を、日本酒「女将」の酒粕に漬け込むことにより、従来より塩味の角がとれまろやかに仕上がった「へしこ」の販売や、朝ヨガの実施も。 また、日本酒「女将」の新たな楽しみ方を追求して開発されたスパークリング日本酒「OKAMI NO AWA」の取り扱いが、2月20日より女将の会加盟旅館で開始します。ほんのり甘く上品な深みのある味わいで、日本酒が苦手な人にも飲みやすく仕上がっています。

高設栽培ハウスで立ったまま収穫が可能な施設も

アクティビティのおすすめは、冬から春にかけて限定で楽しめるいちご狩り。 農園では、しっかりとした食感と濃厚な甘みを持つ品種・紅ほっぺなどの採れたてのジューシーないちごを堪能できます。ハウスの中は暖かいため、肌寒い日や雨でも楽しめるのが嬉しいところ。天候に関係なく旅の計画ができますよ。 温泉でリラックスして、心と体をほぐす冬のあわら温泉へぜひ訪れてみませんか。