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2023.04.27
4/27-8/20|モダン・アートの歴史に大きな影響を与えた画家の描く光と色彩。「マティス展」
20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス。2023年4月27日(木)から8月20日(日)の期間、上野にある東京都美術館で開催される「マティス展 」は、世界最大のマティス・コレクションを所蔵するフランスのポンピドゥー・センターの全面的な協力のもと開催される、日本で約20年ぶりとなる大規模回顧展です。
日本で約20年ぶりとなる、巨匠・マティスの大規模回顧展

アンリ・マティス《マグノリアのある静物》 1941年 油彩/カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle
20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス。純粋な色彩による絵画様式である「フォーヴィスム」(野獣派)を生みだし、モダン・アートの誕生に決定的な役割を果たした彼は、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩と光の探求に捧げました。

アンリ・マティス 《夢》 1935年 油彩/カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle
本展では、絵画に加えて、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵など、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介。約150点の名品から、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。
「フォーヴィスム」の夜明けから、晩年の最大の傑作まで展示

アンリ・マティス 《豪奢、静寂、逸楽》 1904年 油彩/カンヴァス ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle
見どころのひとつが「フォーヴィスム」を生み出すまでの新しい絵画表現を模索するなか、南仏のリゾート地・サントロペで過ごしたあとに描かれた《豪奢、静寂、逸楽》の日本初公開。理想郷ともいうべき風景を題材とした、マティス初期の傑作です。 また、展示の最終章では、マティス自身がその生涯の創作の集大成とみなした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料を展示。展覧会のために撮り下ろされた4Kの高精細映像をおよそ5mに及ぶ巨大なスクリーンに上映し、光と色に満ちた礼拝堂内部にいるような臨場感を体験できます。

アンリ・マティス 《イカロス(版画シリーズ〈ジャズ〉より)》 1947年 ポショワール/アルシュ・ヴェラン紙 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle
マティス展
050-5541-8600
ハローダイヤル
https://matisse2023.exhibit.jp/
※日時指定予約制。当日券は時間枠がある場合のみ会場での購入が可能
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