納屋をセルフリフォームした温もりあるレストラン

ペールブルーの外壁とウッディなドアが印象的

豊かな水をたたえる津久井湖の湖畔に建つレストラン「灯」へは、JR橋本駅からバスに揺られて30分ほど。中沢バス停で下車し、民家や畑の間の細い通りを進んでいくと、かわいらしい平屋の一軒家が見えてきます。

ここは、オーナーシェフの笹本広大さんが、実家の納屋を3年かけて自らリフォームした小さなイタリア料理店。アクセス不便なロケーションながら、ランチは予約で満席になることが多い人気店です。

全20席ほどのこじんまりとした店内

京壁に藁を混ぜて塗った明るいアースカラーの壁や曲線を描くガラス窓など、手作りならではの有機的なフォルムが特別なくつろぎ感を演出。古い柱や梁をそのまま生かした店内はとても居心地がよく、まるでイタリアの片田舎のレストランを訪れているような気分になります。

イタリアで修行したシェフの創作イタリア料理に舌つづみ

外側はパリパリ、内側はモチモチした新食感のラザニア

こちらのお店では、イタリアのレストランで修行を積んだ笹本広大さんが、地元・津久井周辺の食材を使って作る地産地消イタリアンが味わえます。 自家栽培のハーブやご近所の農家さんが作る野菜に加え、卵や牛乳も近隣の養鶏場や牧場から仕入れています。その時々の旬の素材を使うため、食材を見てメニューを考えることが多いのだそう。

お昼のコースは1850円〜。こちらはクリームソースのタリアテッレ

ランチは3種類のコースを用意。デザートまでしっかり食べたい人には前菜とスープ、手打ちパスタ、デザート、ドリンクが付く「灯コース」2450円がおすすめです。 手打ちパスタは3種類の中からお好みをチョイスできます。訪れた日は、笹本さんがイタリア修行時代に教わったというパリパリのラザニアのほか、ピリ辛トマトソースのタリアテッレ、イナダとほうれん草のクリームソースのタリアテッレというラインナップでした。

プリンに乗っているのはさつまいものクリーム、お茶と柚子のメレンゲ。地元で栽培している茶葉を手もみで製茶してメレンゲに加えている

デザートも3種類から選べますが、人気は「灯のごちそうプリン」。近くの根小屋ファームの卵と北島牧場の牛乳で作るプリンは、固めながら口どけがなめらかで濃厚な味わいです。 他にもイタリア産チョコのケーキと柚子のジェラートなど、魅力的なデザートが用意されていて、選ぶのに迷ってしまいますよ。

おみやげに津久井産の瓶詰めデザートはいかが？

ごちそうプリンとチーズケーキは各360円

リッチなごちそうプリンは瓶詰めされたおみやげ用もあり、レストランでの食事を楽しんだ後に、購入することができます。 プリンのほか、津久井在来大豆のきな粉がたっぷり入った瓶詰めのチーズケーキもあり、新しい津久井みやげとして人気を集めています。

カントゥッチ、ブルッティマブオーニはどちらも360円

お店ではおみやげ用に、イタリアの伝統的な焼き菓子であるカントゥッチやブルッティマブオーニも手作りしています。 ブルッティマブオーニは香ばしくて軽い食感、カントゥッチは固くて噛みごたえがあり、コーヒーや甘いワインに浸して食べるのがおすすめだそう。プレーンやチョコレート、アーモンドなど、どちらも数種類の味をそろえています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 いかがでしたか？　夏には、ウッドデッキのテラス席も利用できるようになるとのこと。のどかな湖畔のレストランでのんびり食事を楽しめば、ちょっとしたリゾート気分が味わえそうですね。